悩める女性をサポート!関西の社労士・FP@中村真里子

兵庫県宝塚市在住の社労士・FP(CFP)の
中村真里子です。

詳しいプロフィールはHPをご覧下さい。
https://fp-mariko.amebaownd.com/

平成 5年  社会保険労務士試験合格
       
平成14年  日本FP協会 CFP合格

平成15年  1級ファイナンシャル・プランニング技能士合格


その他に日商簿記2級・秘書検定2級取得


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介護が半分終わりました

先日、父が旅立ちました。2016年頃に様子がおかしくなり「認知症」だと診断されました。同じ頃、母も心臓が悪く入院しました。そして母にも認知症の症状が。まず、地域包括支援センターに相談に行き、何か所かの施設を紹介してもらい電話をしてみました。両親の状況を話し、母のために毎日ヘルパーさんに入ってもらうことになりました。父は認知症の薬を毎日飲むことになりました。あれから6年。父は最初の頃は「泥棒に入られた」とか「お金がなくなった」など言っていたのですが、私が毎週帰るようになるとそういうことをほとんど言わなくなりました。医師に認知症を軽く考えてはいけないとかなり脅されていたのですが、父の場合、思ったほど認知症は進まなかったように思います。ただ、去年あたりから転倒することが多くなりました。父は体的には元気で毎日買い物に行ったり散歩をして歩いていたのですが、転倒が増え、1度救急搬送されたこともあります。今年の2月頃から急に衰え出し、3月に救急搬送され入院しました。2度の転院をしましたが、力尽きました。介護が始まった当初は父との意思の疎通もあまり上手くいかず途方に暮れました。父と母の2人を病院に連れて行くだけでもどっと疲れ、こっちの方がダウンしそうだと思ったりもしました。たまたま、お願いした施設の方々がよくして下さって、父は週2日のデイサービスに通って将棋などを楽しんでいたようです。6年間、認知症になった父と接してきて強く思ったことはやはり心は通じるということです。もちろん、こっちが言ったこと、自分が言ったこともすぐ忘れてしまうのですが、私の名前を最後まで忘れたりはしませんでしたし、私が家に行くと嬉しそうでした。元々、優しい父だったのですが、認知症が発覚した頃はイライラしていることも結構ありました。しかし、私が度々顔を出すことで穏やかになっていきました。まあ、段々弱ってきたということもあるのでしょうが。相談しやすいケアマネージャーを探すこともポイントだと思います。自分ができること、できないことをはっきりさせてサポートしてもらうことが大事だと思います。相性が悪いと思うケアマネージャーはチェンジしてもよいと思います。父を送っていろいろ後悔はあるのですが、後悔のない介護はなかなか難しいのではないかと思っています。ご自分の精神状態がよくなければ介護もスムーズにいかないと思います。母の介護はまだ続きます。

快適な生活のためにお金を使います

20代の頃は光熱費の節約にハマっていまして、お風呂の水で洗濯する、クーラーはほとんど使わないなどの生活を実践していました。その後もそれなりに光熱費には気を付けていました。実際、数年前まで夏場でもクーラーをつけない、冬も年が明けるまで暖房器具を一切使わなかった年もありました。しかし、ここ数年の猛暑にさすがにクーラーなしで過ごすことはできず、現在は適度にクーラーも使用しています。今年は光熱費の値上げもあってためらいもありますが、それでも使っています。1つはやはり年を取ってきたので体に負担のかかる節約は厳しくなってきたというのもありますが、一番は「快適に生活を送りたい、体調良く毎日を過ごしたい」というのが大きいです。20代の頃はやっぱり貯金をしなければと光熱費の節約にも熱が入っていました。もちろん、今でもお金は貯めなければとは思っているのですが、生活の質を下げたり、体に我慢を強いてまで節約することが必要なのかと考えるようになりました。闇雲に節約をするのではなく、お金を使いたいと思うことにはお金を使い、別に大して使う必要のないものにはお金をかけないということを徹底しようと思っています。これがはっきりしていればお金は自然に貯まっていくはずです。そしてストレスもほとんど感じなくなるはずです。例えば、光熱費は節約しても他にどうしてもお金を掛けたいことがあるのであればそれは1つの考え方です。好きなものにお金を使うことが「快適な生活」に繋がるとも思います。辛くなる節約、しんどい節約、健康を害する(心身とも)節約はやめましょう。お金は毎日を楽しく過ごすために使いたいものです。

請求書・領収書はよく確認を!

父が3月に救急搬送され入院しました。誤嚥性肺炎です。91歳の高齢ということもあり、一進一退を繰り返していました。父の入院した病院は急性期病院ということもあり入院できる期間が決まっていたため、6月には次の病院を探すことになり決まっていたのですが、その病院が満床だったためまた別の病院に転院しました。それが6月の7日のことです。そして6月25日に入る予定だった病院に転院しました。6月7日から25日までいた病院に先日電話をして入院代を聞きました。なんと130,358円という返答でした。父は一般の区分に入るため医療費の1か月の上限額は57,600円です。他におむつ代やパジャマなどのレンタル代などがあるにしても13万円という額は高すぎるのではないかなと思いました。そして病院まで支払いに行きました。そのとき請求書を見せてもらったのですが、その請求書に「差額室料」とあったので「これは何ですか」と聞いてみると「個室代」とのことでした。確かに最初は4人部屋に入っていたのですが、私が2回目に行ったとき父は個室にいました。そのときは衰弱が激しくやっと息をしているという状態だったので個室に入れられているのだなと思いましたが、個室に入れるということを聞いてもいませんでしたし、了解した覚えもありません。そのことを受け付けの人にいうとお待ちくださいということで待たされました。結局、やはり個室代というのは間違いで支払いは8万円で済みました。今回はたまたま、18日しか入院していないのに13万円は高いなと思ったことと、請求書をちゃんと見たことから間違いが発覚しました。病院の請求だから正しいと思い込まずによく確認しておかしいと思ったら聞いてみましょう。「個室代」はこちらが希望した場合は支払いますが、病院の都合で個室に入った場合は支払う必要はありません。このことは覚えておいて下さいね。

株主総会に行って来ました

お金と時間のバランス

今年の初めに不動産の登記をしないといけなくなりました。さて、どうしたものかと考え司法書士さんにお願いすることに。司法書士さんに会ったのは1回だけです。話は1時間もかかりませんでした。普通に不動産を買って登記するという案件ではなかったので、いろいろこれを用意して下さいとか説明がありました。私もバタバタしていてなかなか書類を揃える暇がなかったのですが、ようやく書類を揃えて郵送しました。その後、料金を振り込みました。司法書士さんとはメールでやり取りして無事完了。このことで思ったのはやはりプロに頼むのは早いということです。今回、登記以外にもちょっとした問題があったのでそれもどうすればよいのかと思っていたのですが、司法書士さんが上手く処理してくれました。もちろん、プロに頼むということは料金がかかりますが、その分時間は節約できます。つまり「お金で時間を買う」ということです。私はよく個人事業主の方はしばらくは自分で帳簿をつけ確定申告をされる方がよいと言っています。これはまだ開業したばかりであれば時間もあるでしょうし、自分の事業のお金の流れを知るということは後々役に立つからだと思っています。しかし、例えば開業した当初から仕事がじゃんじゃんくるとか、帳簿を自分でつける時間があるなら、その時間を営業に使いたいと考えるのはありだとは思います。要は「どこにお金を使うのか、何に時間を使うのか」ということになります。家事代行サービスを利用するということはそういうことですよね。家事代行サービスに支払う料金より自分は稼げる、家事に使う時間を他のことに回したいということであればじゃんじゃん利用すればよいのではないでしょうか。

長い目で物価高に対抗するには

最近は値上げのニュースがあちらこちらで聞かれます。特に食品や光熱費は生活に直結しますので事態は深刻です。当面は食品ロスをなくすや、その時々で安いものを買いそれに沿って献立を決める、ポイントを上手に利用することなどが考えられるでしょうか。と、いっても今回の値上げは一時だけのことではないような気がします。ここ数ヶ月だけ値上がりしているというのであれば、先程書いた方法で乗り切りましょうと言えるのですが、どうも一時だけの値上げではなさそうです。20代や30代の方たちはそもそも「モノが値上がりする」という経験がないのではないでしょうか。ずっとデフレ経済であったため、モノが値上がりするという実感が湧かないと思います。私が子どもの頃は石油ショックがあり、母がトイレットペーパーを一生懸命買い回っていたこともありますし、賃上げするために労働組合がストライキを起こし、電車が止まることも度々でした。物価も賃金も上がるのが当たり前という時代でした。さて、今後値上がりが普通のこととなりインフレになると予想される今の状況を考えれば、やはり預貯金だけに頼るのは厳しいと考えます。預貯金の利息では物価高に対抗できない可能性が高いからです。いくら預貯金があってもモノの値段が高くなっていけば、今日10万円で買えたものが1年後には11万円出さないと買えないかもしれません。現在の利息を考えればとても1年で1万円の利息はつきません(元本が10億円あれば1万円ぐらいの利息となるでしょうか。しかし、ここから2000円強の税金が引かれます)。このようにインフレ対策としては預貯金だけでは厳しいのです。物価が今後上がっていくことが普通になってくれば、投資を自然と考えないといけないようになっていくと思います。

介護には時間が取られる

私事ですが、父が3月に救急搬送されそのまま入院となりました。誤嚥性肺炎という診断だったのですが、その後も肺炎を繰り返したりでとうとう食事も全介助、歩くこともできなくなりました。父が入院した病院は急性期病院なので2ヶ月を限度に退院しなければならないとのこと。一旦は特養に入れようと話を進めていましたが、主治医の見解により今の状況で施設に入るのは無理ということになり、療養型病院を探すことになりました。ケースワーカーさんにいくつか候補を出してもらって1つのところに決め、面談に行って来ました。とにかくいろいろ話をされ、書類を多数書かされました。ベッドが空き次第ということだったのですが、結局ベッドが空かず、入院している病院の退院の期日が来てしまったため、また別の病院を探してもらい面談に行って来ました。また、ここでも現在の状況、今後どうするかなどの話をし、書類を何枚も書きました。私の場合、両親が家に暮らしているときは1週間に1回行って、食料を買ってお金を渡していました。月に1度はいとこにお願いしていましたが、基本ワンオペ介護なのでここ数ヶ月はしょっちゅう病院に呼び出されかなり時間を取られています。毎回、毎回書類を何枚も書かされることにも閉口しているのですが、入院代の支払いも振り込みはダメで病院に月初の期間に払いに来てくれと言われています。何故、振り込みではダメなのか。不思議です。他にもパジャマなどのリース代などは業者に振り込まなくてはならず、こんなことでも時間を取られます加えて母の様子も見に行かないといけないのでなかなか時間のやりくりが大変です。介護にお金がかかるということも実感としてわかってきましたが、それよりも時間が取られることに疲れを感じます。例えばこんなものを買って来てくださいなどの電話もかかってきますし。せめて書類などはもっと簡素化できないものでしょうか。タブレットでサインをするだけでよいとか。私の場合、きょうだいがいないので私がやるしかないわけですが、きょうだいがいる方が親の介護に直面した場合、必ず協力体制を敷くことをお勧めします。間違っても自分ひとりで親の面倒を見るなど思わないことです。今は昔ほど介護保険を使うことに抵抗がなくなっていると思いますが、受けられるサービスはできるだけ受けましょう。そしてとにかく息を抜くことも大切です。介護は子育てのように何年経ったら終わると見極められるものではありませんが、いつかは終わりがきます。そのときに後悔がないように息を抜けるところは抜いて助けてもらいましょう。親との残り少ない時間を有意義に過ごしたいし、過ごしてほしいと思います。

他人の話を聞かないのも1つの方法

最近、給付金詐欺のニュースが世間を騒がせていますね。ああいう詐欺を働く人間がいるために本当に困っている人がより困ることになると思うと怒りが湧きます。詐欺被害に遭わないためにはどうすればいいのか。これはもうまず話を聞かないことだと思います。最近、立て続けに街を歩いていると「セミナーに来ませんか」といきなり声を掛けられました。よっぽど不幸そうな顔をしていたのでしょうか。とにかくこういうところで好奇心を持ってはいけません。無視するに限ります。両親の家に行くと固定電話によく営業の電話がかかってきますが、これも私は絶対話を聞かないでブロックします。相手が要件を話し始めたら「忙しくしていますので」と電話を切ります。とにかく少しでも相手に付け入る隙を与えないことです。お得な情報が簡単に自分のところに来るということは思わないことです。本当にお得な話なら大して知らない人に教えるはずはありません。正直言って親しい人にも教えないでしょうね。ひとり占めしたいというのが人間の心理だと思います。今回の給付金詐欺は若い世代がターゲットになっていました。最近、いつもお世話になっている美容師さんからお姑さんが詐欺ではありませんが、詐欺に等しいような契約をされそうになっているという話を聞きました。当のお姑さんは全然騙されているという感覚はなさそうですが。いつの時代も狙われるのは高齢者と若い世代なんでしょうか。親やお子さんのことは身近で気を付けてあげてほしいと思います。いくら親しい人でも「いい儲け話がある」と言ってきたときは要注意。話を変えるぐらいの気持ちでいてほしいと思います。他人の儲け話の話は右から左にスルーするぐらいでちょうどよいのではないかと思います。

実感から選んだ銘柄

数年前に歯茎が痛くなってかなりしんどい思いをしました。近所に優しい先生の歯科医院があるので駆け込み治療していただきましたが、それからも度々歯茎は痛みました。やっぱり年齢を重ねるごとに体の不調はところどころに出てきます。私はアルコールも飲まないですし、タバコも吸わないので元気な老人になれると勝手に思い込んでいましたが、それが大きな間違いであることに最近になってようやく気付きました。遅すぎですが。さて、歯科医院にはそれからもお世話になり、2年前ぐらいから月に2度ぐらい通院し悪いところはすべて治しました。現在は3ヶ月に1度、クリーニングしてもらうために通っています。このことから歯ってやっぱり大事だなあと考えました。歯が悪いと食べるのも苦痛になりますので食べる楽しみがなくなります。よく80代で何本の歯を残しましょうと言われますが、確かに歯をきちんと磨き定期的に歯科医院に通っていれば歯を残すことができ、いつまでも自分の歯で好きなものを食べることができるはず‥です。今後も高齢者が増えることから歯の重要性が見直されるかも?と思いました。と、いう風に考えて歯に関連した銘柄を見つけて株を購入してみました。買ったときからは株価が下がってしまったのですが、先日歯磨き粉2本とマスクの株主優待が届きました。そして政府が毎年の歯科検診を義務付ける国民皆歯科検診を検討しているというニュースがありました。そうすると私の買った銘柄も株価を上げてきました。もちろん、まだ売るつもりはありませんが、こういうニュースが出ると株価って上がるのだなと実感した出来事でした。

個人事業主にとってのインボイス制度

インボイスという言葉最近聞かれたことはありませんでしょうか。令和5年の10月1日から始まる制度です。現在、企業が個人事業主に仕事を依頼した場合、支払った金額を売り上げから差し引くことができます。例えば企業Aが個人事業主Bから10万円の商品を仕入れ18万円で売ったとします。企業Aは個人事業主Bに1万円の消費税を支払い、お客さんに1万8千円の消費税を貰うということになります。つまり企業Aが納める消費税は8千円(18,000円ー10,000円)ということになります。これが今現在の消費税の考え方です。来年の10月1日からはもし、この個人事業主Bが税務署長から登録を受けなければ企業Aはこの個人事業主Bからの仕入れを控除することができなくなります。つまり先の例で言えばこの企業Aは1万8千円の消費税を納めないといけないということになります。個人事業主は税務署長の登録を受ければ「適格請求書発行事業者」となることができます。「適格請求書発行事業者」になれば「適格請求書」を発行することになります。この「適格請求書」に登録番号などを記載します。インボイス制度とは「適格請求書等保存方式」のことをいいます。個人事業主の場合、売上高が1000万円を超えない場合、消費税の納税義務が免除されています(免税事業者といいます)。しかし、「適格請求書発行事業者」に登録できるのは課税事業者です。免税事業者でも「消費税課税事業者選択届出書」を提出すれば課税事業者となれるため「適格請求書発行事業者」となることはできます。企業相手に取引をしている個人事業主の方で免税事業者の方は悩みどころだと思います。企業からすれば仕入控除ができる適格請求書発行事業者の方が仕事を依頼しやすくなると考えられます。但し、個人事業主の方でも個人のお客さん相手の商売であればインボイスはあまり気にすることはないのかなと思います。