働く女性を応援!関西の社労士・FP@中村真里子

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資産形成のはじめの一歩③

私が株を買い始めた頃は、俗に言うバブルの時でほんとに景気が良い時期でした。少し話が逸れますが、今、景気がかなりいいという指標が出ているようです。株価もかなり値上がりしています。しかし、80年代後半のバブルの時とは全然比べものにならないと私は思っています。当時はみんな景気が良かった。格差など感じませんでした。現在は株価は上がっていても、ほんとに景気の良さを感じている人はほんのひと握りではないでしょうか?さて、そうは言っても嘆いてばかりはいられないので、しっかり資産形成をしましょうよ、それには「制度を知って上手に活用しましょう」ということです。私が株式投資を始めた頃は、ネット証券もなければ、ミニ株もなければ、NISAもiDeCoもありませんでした。私が思うには、当時は景気がいいので、株を買いたい人は勝手に買って下さいね‥という感じだったのです。でも、バブルが弾け、株価が低迷したまま、日本は失われた20年と言われました。つまり国も危機感を持ったのではないでしょうか。それに少子化、高齢化で昔ほど公的年金に余裕がなくなり、老後は公的年金だけでは暮らせませんよとしきりにアナウンスされています。自助努力で老後は頑張って下さいね、そのためには預貯金だけでは厳しいですよ、だからこういう制度を用意しますので利用して下さいねということだと思っています。制度についてはまた次回にでもお伝えしますね。

資産形成のはじめの一歩②

資産形成のはじめの一歩

これまで全く資産形成の経験がない方が、投資商品を買って資産形成を始めようと考えたとき、どういう風に商品を選べばいいでしょうか?これがわりとハッキリしている方は、始めるのにさほどハードルが高くはないでしょう。例えば、株に興味があるから個別株を買ってみようとか、値動きをあまり見たくないから投資信託にしようとか。個人的にはおススメしませんが、不動産が好きな方なら不動産投資もいいかもしれません。まずは興味がある投資商品を買ってみることです。間違っても「流行りの投資商品」に手を出すべきではありません。投資で一番やってはいけないことは、流行っているから、誰々がいいと言ったから‥と自分で何も考えず、勉強しないことです。個人的にはおススメしない不動産投資も、不動産に興味があるという方なら情報収集にも力が入るでしょう。余談ですが、FPの上級資格であるCFPは6科目の試験に合格しないといけません。その中に「不動産」もあるのですが、私は最後の最後まで不動産に苦しめられました。不動産には正直全然興味がないので、勉強にも身が入りませんでした。資産形成は長い時間をかけて、地道に行っていくことが大切です。まるで興味が持てないもので始めてしまったら、途中で挫折してしまいます。始める際には注意が必要です。

投資信託は基本のものから‥

お知り合いの方から投資信託の分配金13万円を貰ったと聞きました。当然のことですがエチケットとして元本はいくら(つまりその投資信託をいくら買ったのかということ)は聞けませんが、ざっと勝手に計算して2.5%ぐらいの利回りではないかと思いました。ご本人は満足されているので、それはいいと思うのですが、その投資信託の内容を聞いてみると、普通はあまりおススメできるものではないなと思いました。まず、新規設定の投資信託でした。新しく出た投資信託は実績がないことから買わない方がいいと思います。過去の実績と今後その投資信託がどうなるかは別問題ですが、やはり過去どれぐらいのリターンがあるかを知ることは多少参考にはなります。その投資信託の投資先が偏っている、分散されていないことも問題だと思いました。他には、販売手数料、信託財産留保額(解約の際必要)が必要ということもひっかかりました。信託報酬も1%を軽く超えています。ついでに言うと、分配型というのも疑問です。このお知り合いの方は投資に慣れている方で、対面営業の証券会社の営業マンが付いておられます。その営業マンが勧めた外債で損をしたので、これで取り戻したそうですが‥。私のポリシーとして、お客様以外には口は出しません。何より、ご本人が納得しているのであればね。ただ、投資初心者は基本の投資信託から買われるのが良いと思います。

「配当」と「株主優待」ここが違う

株主優待は全上場企業の3分の1程度(1200社以上)が実施していると言われています。以前は自社製品が多かったように思いますが、最近は自社製品だけでなく、クオカードやお米などそれぞれの企業が工夫を凝らしています。企業は個人投資家を増やしたいと考えているため、株主優待に力を入れています。株主優待で有名になられた桐谷さんの優待生活をテレビや雑誌で見られて、株を買ってみようかと思われる方も多いかと思います。実際、株主優待は株価に影響を与えていて、その影響力は配当より大きいとも言われています。配当は「お金」で貰う、株主優待は基本「モノ」(割引券などもあります)で貰うものですが、それ以外にも違うところがあります。配当は1株につき○○円の配当となります。株式投資には売買の最低単位の「単元」というものがあり、例えば100株が単元の企業の場合、1株50円配当だとすると、100株持っていれば5,000円の配当ということになります。一方、株主優待は株主1人につき1つとなります。1人で200株持っているから優待品2つは貰えないのが原則です(クーポン券などの場合、単元が増えることによって割引額が増えるということはあります)。優待品を2つ欲しいのであれば、自分と家族で1単元ずつ持つとよいでしょう。配当は1人で200株持っていたとすると、先の例で言うと10,000円の配当が貰えます。最近は株主優待も長期に持ち続けている株主には、手厚くするという企業もあります。優待で気をつけたいのは、最低単元では優待はないという企業もあります。もう1つ、配当は本決算と中間決算で貰えても、優待は決算のみもしくは中間決算のみという企業もあります。優待狙いの方はこのあたりはきっちりと確認しておきましょう。

おひとりさまでは入院もできない

10月30日付けの朝日新聞に「9割超の病院・施設 保証人求める」という記事が載っています。東京都内の病院や介護施設3335施設を調査したところ、身元保証人を求めている施設は91%、そのうち保証人がいない場合の対応として「成年後見人などがいれば認める」が56%、「いなくても認める」が14%だったそうです。一方で「入院や入所を拒否する」と回答した施設も7%あったそうです。私ががんで入院したときは父が保証人でした。その病院は保証人を1人立てればよかったので、ホッとしましたが、大変なところになると、4人保証人が必要だったというのも聞いたことがあります。私のように、兄弟姉妹、子どもがいない人間は、両親が亡くなったらおちおち入院もできないなと思います。記事には身元保証人を求めている理由も載っていますが、「支払の保証や担保」「遺体の引き取りや部屋の明け渡し業務」などが上位になっています。私の知り合いの人で、叔母さんの入院の際、保証人になったそうですが、その病院は1週間ごとに支払いを求めてきたそうです。私の母が転院した病院では、入院の際、保証金5万円を納めなくてはなりませんでしたし、パンフレットに死体処置料12,000円とハッキリ書いてありました。正直、ほんとに金儲け主義の病院だったと未だに怒りがあります。生き死にの問題に「身元保証人」がいないから見放すというのはどう考えてもおかしいのではないでしょうか?今後は益々、身寄りがいない人たちが増えていくことでしょう。早急な対策を望みたいと思います(厚生労働省令などでは保証人がいないことを理由にした入所拒否を認めていないそうです)。

株主還元は株価に影響を及ぼすのか?

先日、同志社大学で行なわれたセミナーに参加しました。株式投資に関するセミナーだったので興味津々だったのですが、仕事の都合で半分しか聞けなくて大変残念でした。株主還元には「配当」「自社株買い」「株主優待」があります。理論的には株主還元は「中立」。つまり株価には影響しないということになります。「配当」にしろ「自社株買い」にしろ、株主価値(時価総額)に変わりはありません。ただ、ここからは私の感想ですが、株主の立場から言えば、今、配当をもらうことで自分の懐が潤うわけです。配当しないことによって、企業の現金は減らないとしても、株主側としては自分に実際現金が入ってくることが大事なのではないでしょうか(特に短期売買の株主としては)。さて、もう1つ「株主優待」の株価への影響力は「配当」より大きいとあります。株主優待株は権利確定日に向けて規則的な周期で株価が上昇することが多いのだそうです。セミナーではその周期についても説明があり、そこで株主優待株を買えば、統計上利益が出やすいとのことでした(実践の資料もありました)。ただ、私が疑問に思ったのは、現在のように株価が連騰しているような時期に、本当に有効なのだろうか?ということです。質問してみたかったのですができず。しかし、講師の方の、このやり方は”あくまで投機”という言葉に納得した私です。

そっか、私、転移も再発もしてたんだー

乳がんに関する2本のセミナーに参加して来ました。大学の先生のセミナーです。乳がんとひと言で言ってもいろんなタイプがあります。型の違う乳がんそれぞれについての治療法のセミナーです。話を聞きながら、ああ、そういうことだったのかと思ったことがありました。私は1軒目の病院の治療に納得できなかったこともあり、2軒目の病院に行き、即、手術してほしいとお願いしました。手術後、入院中に先生からリンパ節にも転移していると言われ、退院後、抗がん剤治療が始まりました。手術したら抗がん剤治療は免れる可能性が大だと思っていた私はかなりショックを受けました。しかし、今思えば、転移していたという意識はなく、ただ抗がん剤治療が始まるイコール吐き気、脱毛という図式が頭にありそれがショックだったのでした。先生に言われる通り、抗がん剤と分子標的薬を3週間に1度やりながら半年が経とうとしたとき、鎖骨のあたりが腫れているような気がしました。先生に何気なくその事を言うと、触診した先生は焦りながら「これは抗がん剤が効いていない。再発している。」と言いました。その後、抗がん剤を替え‥と私の治療は続いていきました。今日のセミナーで、転移していたらこの薬、再発していたらこの薬というのを聞いて、私が経験したものや、次はこの薬を‥と言われていたものだったので、そっかー、私、転移も再発もしてたんだーと改めて思ったのでした。当時は副作用と治療費の不安でいっぱい、且つ必死でした。だから転移だ、再発だということより、副作用で仕事できなくなったらどうしようとか、治療費が尽きたらどうしようとかばかり考えていました。セミナーで私の型の乳がんは10年経てば再発しないというものではなく、20年、30年でも再発はありというのも知りました。ただ、このセミナーで先生が「過去こうしておけばよかった、この先どうなるんだろうと考えるのはムダ。腫瘍マーカーに一喜一憂する必要もありません。ただ、今をどう生きるかが大事なのです」と言われたことに、何故かいろんなことを考え、涙ぐむ私がいました。