悩める女性をサポート!関西のFP@中村真里子

兵庫県宝塚市在住のFP(CFP)の
中村真里子です。

詳しいプロフィールはHPをご覧下さい。
https://fp-mariko-yosuga.amebaownd.com/


平成 5年  社会保険労務士試験合格
       
平成14年  日本FP協会 CFP合格

平成15年  1級ファイナンシャル・プランニング技能士合格


その他に日商簿記2級・秘書検定2級取得


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削減できそうな費用を見つけたら

貯金ができないという方のために書きます。家計簿をつけるのは「何にどれぐらいお金を使っているのか」を知るため。よく失敗するのは1円単位できちんと記録しないととか、1円単位で残高を合わせないといけないとかいう考えです。これらのことは枝葉末節のことで大したことではありません。こんなことを気にしてもう家計簿なんていやだとか、めんどくさくなって放ってしまったなどにならないようにして下さい。数ヶ月家計簿を続けていくとそのうち大体の家計の姿が見えてくると思います。つまり大体食費はこれぐらい光熱費はこれぐらいというのがわかってきます。意外にもこんなことにお金を使っていたのだとかも掴めてきます。私の場合、食費が異常に多かったとわかりました。さて、ここからです。何に多くのお金を使っているのかがわかるとでは、それを削減していけばいいと考えますね。これは当たり前ですが、その前にその費用は絶対減らさないといけないものなのかを考えてみて下さい。例えば、趣味に結構お金を使っているなとわかったとします。しかし、その趣味は自分の楽しみで活力になっているとすると、果たしてバッサリ削減してしまってよいのかどうか。その趣味にお金を使わないと決めてしまうと生活に潤いがなくなってしまうことがあるかもしれません。闇雲に節約、節約では生活がつまらなくなったり、やる気がなくなったりすることがあります。それでは本末転倒。何故、節約して貯金をしたいのかというのは幸せに暮らしたいからではないでしょうか。家計簿をつけて記録を取るということは削減できそうな費用を見つけるということが1つ。その費用を削ることによって自分や家族の生活の質や幸せ度合いを落とすことにならないかをよく考えてみて下さい。

ポイントカードの考え方

貯金ができないという方のために書きます。この時代にポイントカードを全く持っていないという人はほとんどいないと思います。どこに行っても「ポイントカードお持ちですか」と聞かれ、持っていないと答えると、では作りませんかとなります。それどころか勝手にポイントカードを押し付けられるお店もあります。まだ、勝手にポイントカードを作られ渡されるのであれば、家に帰って捨てればよいのですが、ポイントカードを作るためこちらの住所や電話番号などを記入させられ個人情報を渡さないとポイントカードを作れないというのであればよく考える必要があります。大事な個人情報を渡してまで作る必要があるポイントカードかどうか。店員さんの言葉巧みさに誘導され、そんなにそのお店で買い物もしないのにポイントカードを作ってしまったというのであればなんのためのポイントカードかということになります。基本、ポイントカードは断った方がよいと私は思います。本当に贔屓にしているお店であれば頻度にもよると思いますが、ポイントカードを持つこともありだとは思います。ただ、ポイントカードで本当に得をしているのか、それは冷静になって検証してみる必要があります。ポイントを貯めたいがために買い物をするというのは本末転倒です。楽天ポイントやdポイントであればいろんなお店で貯められるのでこういうポイントカードを上手に利用するのがよいでしょう。私はお店のレジに並んでいるときにここはどのポイントカードが利用できるのかなどを見ます。もう1つは極力行く店を決めるということです。適当に買う店を決めているとポイントも貯まりませんし、衝動買いなどの元になります。行く店を決めてそこで効率的にポイントを貯める。これに尽きます。

銀行口座を制する

貯金ができないという方のために書きます。どうしても貯金ができない人は「現金管理」と「家計簿」で現状の家計を把握しましょうと書いてきました。他にやっていただきたいことは「銀行口座」の整理です。今、ご自分がどれぐらい銀行口座を持っているかきちんと言えますか?多分、ご自分が思っているより多く持っている方が大半だと思います。もし、4つも5つもあるということであれば整理することをお勧めします。何かの引き落としのために銀行口座が必要でそのためにいくつも口座を作らざるを得ないというのであれば、本当にその引き落としは必要なものなのか。実際、あまり使っていないサブスクなどではないのか‥などを考えてみて下さい。その銀行口座に意味があるのか、ないのか。なんとなく使っている。昔のまま置いているなどであれば解約して整理しましょう。光熱費や携帯代、保険料などの口座をわざわざ分ける必要性はありません。むしろ引き落としを1つの口座のまとめておけばざっくりと毎月これだけは必ず口座から引き落とされるということがわかります。光熱費は月によって変動しますが、光熱費以外の毎月一定しているものであれば通帳を見れば毎月の固定費がわかります。まとめます。・銀行口座をいくつ持っているか確認する・毎月何が引き落とされているか確認する・その引き落としは今の生活に必要なものかどうか考える・まとめられるものはまとめてできるだけ銀行口座を少なくする銀行口座を制することは家計への意識づけの始まりです。

意識づけることからお金は貯まり始める

貯金ができないという方のために書きます。まずは私の反面教師の話をさせて下さい。それは母です。私の母の口癖は「お金がない」でした。と、いっても父は普通に会社に勤めていましたし、母もパートで働いていました。父の給与は安かったとは思いますが、それでもすごい贅沢な暮らしをしていたわけではありません。今思えば母に家計を管理する能力がなかったのだと思います。口癖のように「お金がない」を言っていた母ですが、1度も家計簿をつけるとか何か対策を打っているのを見たことはありません。父は母に家計を任せていました。母が家計を見ていましたが、お金がないというばかりで父と母が真剣にお金の話をしているのを見たことはありません。お金のことで喧嘩をしているのは見たことがあります。皆さんの中にもいつも「お金がない、ない」と言いながら特に何の行動も起こしていないという方もいらっしゃるのではないでしょうか。現状を嘆いているだけでは何も変わりません。一番簡単にできる第一歩はやはり「家計を知る」ことです。その道具として家計簿をお勧めします。そのために前回書いたようにしばらくは「現金のみで管理する」ということもやってみる価値があると思います。家計簿にしても現金のみで管理することもお金と向き合うこと、お金を意識することに繋がります。ある本に「お金はお金のことを真剣に考え出した瞬間から貯まり始める性質がある」とありました。私の母はいつもお金の不安があったのだと思います。その不安を何もせず不安のままやり過ごしていくのか、それとも1度真剣にお金と向き合って改善していくのか、賢い皆さんにはわかりますよね。

現金と記録

貯金ができないという方のために書きます。何度も書いていますが、家計簿を活用しましょう。綺麗にきちんとつけることは必須ではありません。何のために、家計簿をつけるかと言いますと・何にお金を使っているか把握するため・使途不明金をなくすためこれらが大きな目的です。毎月赤字になるけど何にお金を使っているのか、全く贅沢している気はないけどとか、なんとなくこれぐらいお金が残ると思っていたのに全然お金が残っていなかった‥などは上記2つがわかっていないからです。何にお金を使っているか、使途不明金をなくすために家計簿をつけて活用しましょう。これがまず第一歩です。そしてもう1つ。しばらくは現金でやりくりしましょう。というのがご提案です。もちろん電子マネーやクレジットカードは便利です。しかしこれらは使いこなせることが前提です。特にクレジットカードは現金がないからとカードで支払うということを繰り返していれば家計の実態が掴めなくなります。お金を貯めたいのに貯められないという方はまずは現金ですべてやりくりして記録することです。家計の実態が掴めて家計管理が軌道に乗ればカード類を使用すればよいと思います。あくまでしばらくは現金で管理しましょうということです。今回は初歩中の初歩のお話をさせていただきました。とにかく「何にお金を使っているのか」ということが明確にならなければ対策の立てようがありません。まずは数ヶ月現金で管理して記録してみましょう。

REITの総会に行って来ました

少し前になりますが、REIT(不動産投資信託)の総会に行って来ました。まあ、いわゆる株主総会のようなものです。REIT(不動産投資信託)とは投資家が出資した金額で不動産を買い、その不動産を賃貸して得た賃料や売却した売却益を投資家に分配するというものです。証券取引所で売買できます。上場株式と同じです。例えば普通に不動産投資をすることを考えると自分でローンを組んだり、管理をしたりとお金と手間がかかります。REITであれば株を選ぶときのようにそのREITの持っている物件や財務状況などを調べます。金額も不動産投資のように高額ではなく数万円から買えます。とはいっても不動産に投資している投資信託ですので、もちろん元本割れということもあります。ただ、REITのメリットは「分配金」にあると思います。大体3%以上は見込めるのではないでしょうか。むしろ分配金が3%もないようなREITであれば見送った方が賢明です。それはREITの価格が割高ということです。今回の総会で質問が出ました。今後金利が上がっていったときの影響への不安です。その質問に対する回答ですが、利息が2%になったら分配金は700円ぐらい減る予想をしている。但し、金利が上がる、インフレになるということは不動産価格も上がっていくということとのことでした。REITはどちらかというと若い人よりシニア層に向く商品だと思います。不動産の値上がり益というより「分配金」を貰い続けるということを考えた商品だと思うからです。

がんに立ち向かうには

13年前の7月にがんを宣告され、手術、抗がん剤治療を数年続けたあと、経過観察の意味合いで3ヶ月に1度通院していました(再発も1度経験しています)。その通院が先日やっと終了しました。がん発覚時には早期ではなく進行性なので‥と言われ、いろいろ不安がありました。私にとって一番不安だったことは「お金」の問題です。がん保険に加入していなかったこともありますが、最初の病院では手術の前に抗がん剤治療を6ヵ月やります。6ヵ月やったところでがんが小さくなっていれば手術をしますと言われました。抗がん剤はかなり副作用がひどいので仕事はできないでしょう。日常生活もかなり厳しいと思いますとのことでした。ここでかなり心が折れました。仕事ができなかったら生活はどうなる?抗がん剤治療にはかなりお金がかかるはず‥。お恥ずかしながらこのときは「高額療養費」のことも頭に浮かびませんでした。しばらく悩み、この病院で治療はしないことに決め(医師との相性も悪かった)、次の病院を探しました。たまたま次の病院で相性の良い医師にめぐり合え今に至ります。「高額療養費」ももちろん利用しました。私の場合は国民健康保険なので「傷病手当金」は適用されません。ただ、国保なので保険料の減免はしてもらえました。国保の方は是非、市役所に問い合わせてみて下さい。医療保険に2件加入していたのでそれらも請求しました。お金のことは確かに厳しかったですが、なんとかなりました。がん保険に加入していたらもっと楽だったかもしれませんが、これは結果論ですね。お金以外のことで言えば私の場合、がんだということをブログなどでカミングアウトしていたので、そんなに親しくない人からメールをもらったりしました。「こういういいものがある」という内容です。メールを送ってくれた人は親切からだとは思うのですが、私は一切そういうものに興味がありませんでした。「治療は標準治療だけでよい」というのが私の考えです。これに関しては様々な意見があると思います。例えお金がかかってもいろんな治療を試してみたいと考える気持ちはよくわかります。わらをも掴む思いということでしょう。しかし、ほんとに成果が出るかどうかは別問題です。ここは少し冷静になって見極める必要があるかと思います。ただ、がんと宣告されて冷静になれという方が無理ですので、周囲の信頼できる人の意見を聞いてみられるのもよいでしょう。先進医療に過大な期待をかけるのも考えものです。「先進医療」は決してすごい治療という意味ではありません。まだ保険適用になっていない、効果がはっきりしていないというものです。「先進医療」には数百万円がかかるものもあります。がん保険の保険金をつぎ込むという考えもありますが、これも冷静になって家族と相談されるのがよいと思います。些細なことでストレスを溜めないことも重要です。がんになって前向きになれというのは難しいことはよくわかります。でも、気持ちのもちようは大きいと思います。諦めたら終わりなのです。抽象的な言葉しか書けないのが自分でももどかしいのですが、少しでも気を楽にしてがんに立ち向かってほしいと願っています。

新NISAに期待

2024年から「新NISA」が始まります。新NISAの概略については以前こちらでも書きました。良ければご覧下さい(最後にリンクを貼っておきます)。さて「新NISA」はかなり太っ腹な設計だなと思っています。まず枠の拡充が大きい。今のNISA「一般NISA」の場合年投資できるのは120万円まで。「つみたてNISA」に至っては年40万円までです。それが「新NISA」は年360万円となります(つみたて投資枠120万円、成長投資枠240万円)。これはかなり大きい。そして非課税の保有期間も無制限となります。これも大きいですよね。今の「一般NISA」であれば非課税期間は5年ですので5年後には売るのかそれとも保有を続けるのか考えないといけません。5年では長期投資とは言いにくい面もあるのでこれが無期限ということになる意味は大きいです。今回私が一番大きいと思うのは「枠の復活(再利用)」です。今の「一般NISA」であれば年120万円の枠を使ってしまえば同じ年にその投資した全額を売ったとしてもそれでNISAの枠が復活するわけではありません。しかし「新NISA」は売った枠が翌年にはなりますが再利用できます。もし2024年に120万円の投資信託を買ってその年にその投資信託を売ったとすれば2025年に120万円の枠が復活します(売った金額ではなく買った金額)。こう考えると必要なときにNISAからお金を引き出すことに躊躇がなくなると思います。「NISA」はよく「iDeCo」と比較されます。どちらが優れているとかではありませんが、私は個人的には「NISA」の使い勝手を評価します。もちろん「iDeCo」は節税効果が大きい、引き出しにくいから老後資金を貯めるのに最適ということはありますが、所得が高くない人、老後資金以前にお金が必要な人にとってはあまりメリットがないということもあります。まだ、そんなに家計の見通しがつかない、老後など考えられない、いつお金が必要になるかわからないという方であればまずは「新NISA」の口座を作ることから始めてみるのはどうでしょうか。お金は必要なときに使えないと意味がありませんよ。

株主総会に参加して来ました

3月決算の会社は6月半ばから後半まで株主総会のピークですね。私は某百貨店の株主総会に行って来ました。こちらの会社の株主総会は去年に引き続いて2度目。少し遅刻してしまったのですが、株主との質疑応答はかなり活発でした。配当がコロナの渦中には4割超下がってしまいました。アフターコロナになって配当がそろそろ戻るかなと期待していたのですが戻りません。配当に関してある株主が役員賞与の前にまず配当を上げるべきではないかと意見しておられました。確かに役員賞与も議案に挙げられていて私もちょっと納得しがたいなあと思っていました。報道などではインバウンドも戻ってきて百貨店も段々勢いを取り戻したように言われています。しかしこの会社の連結損益計算書を見ると「特別利益」が大きいんですよね。社長が言われていたようにこれでは配当を戻すというのは今の時点では難しいのではないかと思いました。個人的には株主優待について質問してみたかったのですが、チキンのためできませんでした。昨年も要望があったのですが、ここの会社の優待は紙の割引券が5枚綴りとなっています。これをカード形式にしてほしいということ。私も同感です。5回しか使えないので今日は優待券を使うのをやめようといちいち考えたりします。それって売り上げの機会を損失していないのかなあというのが疑問です。そして、この優待は会計上どう処理されているのかも興味がありました。聞いてみたかったです。連結貸借対照表を見ると負債の部に「人事制度改編費用引当金」という項目があります。これは何?リストラ費用なんでしょうか‥。これも聞いてみたかったことです。百貨店は業態的に難しいと言われています。私はコロナ禍のときにここの会社の株を買いました。百貨店にはまだまだ可能性があると思ったからです。現在はおかけさまで買った株価の倍近くになっています。しばらくは保有するつもりです。

新NISAの概略②

2024年から新しいNISAが始まります。これを機にNISAを始めてみようという方もいらっしゃるかと思いますが、では、現在NISA口座をお持ちの方はどうなるのでしょうか。まず考えたいのは今現在の「一般NISA」や「つみたてNISA」と来年から始まる「新NISA」は全く別物だということです。今現在「一般NISA」や「つみたてNISA」で買われている株や投資信託を「新NISA」に移すということはできません。では、来年「新NISA」の口座を改めて開設する必要があるのか?ということですが、それは大丈夫です。基本は現在の「一般NISA」や「つみたてNISA」の口座を開設している金融機関に自動的に「新NISA」の口座が開設されます。ただ、今NISA口座を開設している金融機関ではない金融機関に「新NISA」の口座を開設したいのであれば、2つの選択肢があります。1つは現在の金融機関のNISA口座を廃止することです。NISA口座を廃止することになりますので現在NISA口座で運用している株や投資信託は売却もしくは課税口座に移すということになります。2つ目は現在の金融機関のNISA口座はそのまま残すことにして、別の金融機関に「新NISA」の口座を開設します。現在のNISA口座を残すということはそこで運用している株や投資信託はそのまま非課税期間終了まで運用を続けるということになります。但し、この口座では新たに株や投資信託を買い付けるということはできません。あくまで非課税期間終了まで口座を維持できるということです。詳しい手続きについては現在NISA口座をお持ちの金融機関に問い合わせてみられることをお勧めします。できれば早めに問い合わせておかれるとよいでしょう。