悩める女性をサポート!関西のFP@中村真里子

兵庫県宝塚市在住のFP(CFP)の
中村真里子です。

詳しいプロフィールはHPをご覧下さい。
https://fp-mariko-yosuga.amebaownd.com/


平成 5年  社会保険労務士試験合格
       
平成14年  日本FP協会 CFP合格

平成15年  1級ファイナンシャル・プランニング技能士合格


その他に日商簿記2級・秘書検定2級取得


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新NISAの概略

来年、2024年から「新NISA」が始まります。簡単に言いますとこれまでのNISAは「一般NISA」と「つみたてNISA」がありどちらかを選択しないといけませんでした。新NISAは「つみたて投資枠」と「成長投資枠」という2つの箱ができます。「つみたて投資枠」には年間非課税投資枠が120万円あります。「成長投資枠」には年間非課税投資枠が240万円あります。合計すると360万円です。これまでの「一般NISA」は年間120万円、「つみたてNISA」は年間40万円でした。そう考えると格段の枠の広がりです。そしてもう1つの大きな特徴は非課税期間が無期限化されたことです。現在の「一般NISA」の場合は非課税期間は5年、「つみたてNISA」は20年ですが、「新NISA」は期間を気にする必要がなくなります。但し、気を付けたいのは年間の非課税投資枠は360万円ですが、生涯で使える枠は1人1800万円が上限となります。「つみたて投資枠」と「成長投資枠」のどちらも使う、もしくはどちらかだけ使うということもOKです。「成長投資枠」だけ使うということであれば上限は1200万円となります。「つみたて投資枠」と「成長投資枠」のどちらも使う場合でも「成長投資枠」の上限は1200万円です。もし「つみたて投資枠」は必要ないと思っている方がいれば生涯1200万円の枠と思っておかれるとよいでしょう。さて、来年から新NISAが始まるのであれば、来年までNISA口座を開設するのはやめておこうか‥と考える方もいらっしゃるかもしれません。しかし、もし今年NISA口座を開設すれば「一般NISA」であれば120万円、「つみたてNISA」であれば40万円の枠が使えることになります。それだけ生涯投資できる枠が増えるということです。NISAを始めるつもりがあるのであれば来年からと先送りせずすぐ始めてもよいのではないでしょうか。

固定費を固めるところから

家計を精査するために家計簿を始めようと思っても、すぐ挫折してしまう‥というのはよく聞くお悩みです。家計簿が続かないのにはいくつか理由があると思うのですが、例えばつける項目が多いということも理由の1つでしょう。私がお勧めするのはまずは「固定費を固めてしまいましょう」ということです。「固定費」とは毎月必ず発生するお金で金額が一定なものと思って下さい。主な「固定費」は家賃もしくは住宅ローン、保険、習い事やジム、サブスク、携帯代といったところでしょうか。この「固定費」をまず見直してみます。保険はいらない保障までついていないかなど現在の実態に合っているかどうかを確かめます。住宅ローンの金利が高いのであれば借り換えも考えてみます。サブスクも契約してしまったけど大して必要ないものはないかどうか、携帯代はその気になればかなり安くできるはずです。これらを見直しして「固定費」がある程度固まると、その残りのお金で食費や光熱費、日用品、趣味にかかる費用などをやりくりすればよいということになります。「固定費」が固まると家計簿も毎月わざわざ「固定費」を記録する必要もなくなります。「固定費」を引いた残りのお金でやりくりできるかどうかということです。貯金も「固定費」に含めておけばよいです。そうすれば先取り貯金ができ、残りのお金を安心して使うことができます。このやり方で慣れてくれば家計簿をつける必要もなくなるかもしれませんね。

貯金ができる第一歩

新卒で入社したのは某小売業(誰でも知っています(^^;)でした。お店の総務に配属され、毎日の売り上げの集計やレジの釣銭の用意などをしていました。社内預金制度もありまして、ある1年先輩の社内預金がすごいことに気づきました。毎月4万円を積み立てていて多分300万円以上の残高がありました。私はそこを3年で退職したのでその先輩は3年ぐらいで300万円を貯めていたのではないでしょうか(昔のことなので記憶があやふやです)。当時の私は社内預金はやっていませんでした。正直、会社も早く辞めたかったのでわざわざ社内預金を申し込むのもなんだかなあと思っていたのです。でも今思えば「社内預金」って貯金ができやすいシステムだということがよくわかります。まず、給与天引き。今月は厳しいからやめるというわけにはいきません。それと引き出しにくいという利点もあります。わざわざ総務に言わないと引き出せないのでめんどくさいです。こう考えると1度申し込むと先取り貯金ができ、引き出すのに手間がかかるということになります。そして利率は一般の金融機関よりよい。これが「社内預金」です。と、いっても社内預金の制度自体が会社にないという方も多いでしょう。そういう方はまずは先取りで貯金できる方法を考えましょう。銀行の積み立てでよいと思います。とにかく先取り貯金を習慣にすることが大事です。利率が低いというのは今の時代仕方ありません。何より貯金の習慣をつけるというのが最優先です。その仕組みさえ作ってしまえばあとはとにかくその口座をいじらないことです。つまり普段はお金をそこから引き出さないということです。もちろん、結婚や引っ越しなど必要なときに引き出すというのは構いません。問題は家計が苦しいからといってそこからしょっちゅうお金を出さないということです。これにはまずは家計の状況を確認して厳しくない金額から積み立てを始めることです。軌道に乗ったら徐々に金額を増やしていくとよいでしょう。こういう仕組みを作ることが「貯金ができる」第一歩です。

真剣に取り組むと成果が変わる

今回は辛口になります。あらかじめご了承下さい。お金の問題はデリケートです。それに皆同じということはありません。100人いればそれぞれにお金に対する考え方も異なりますし、価値観も違います。ここでは一般的なことを書いているつもりです。多少なりとも共感することがあればその部分をご自分に取り入れ家計に活かしていただけると幸いです。さて、随分前のことになりますが、私のブログからあるメールが来ました。内容は離婚して再婚してお金に困っている、借金もしているなんとかなりませんかというような内容だったと記憶しています。そしてどなたかわかりませんがメール送ってみましたと書かれていました。このような内容にどう返信したらいいのでしょうか。それでも一応返信はしました。と、いっても通り一遍の内容を返しただけです。最近も内容は明かせないのですが、これと似たようなことがありました。もっと私がショックだったのは知り合いの人だったことです。すごく軽い感じでお金を掛けないで今を乗り切ればそれでいいという態度ですごくがっかりしました。個別相談でお金を支払って来て下さるお客様は当然真剣です。そういう方であればこちらも少しでもお役に立てればという気持ちになります。当たり前ですが。私ががんになって家計が深刻だったときもそれまではお金がないなあと思いつつも何も手を打つことがなかったのですが、家計簿を真剣につけ、いろんな支払いを見直しとやれることはやりました。真剣さが違ったのです。貯金できないなあ、お金がないなあと思っていても何も行動に移さない限りは事態は変わらないでしょう。是非、真剣に考えていただきたいと思います。

「好き」をはっきりさせればお金は貯められる

よく言われることですが、定食で松・竹・梅があった場合、大半の人が真ん中の「竹」を選ぶらしいです。松は高い、梅は恥ずかしい‥もちろんこれだけが理由ではないでしょうが、こういう気持ちを持たれる方も多いのではないでしょうか?私は別に拘りがなければ「梅」を選びます。例えば松が自分の好きなものばかりであれば「松」を選びます。真ん中、平均的なものを選ばないといけないという気持ちはありません。これは性格によるものかもしれませんが、見栄を張る気持ちもありません。私が子どもの頃、電子レンジは一般家庭にほとんど普及していませんでした。確か初期の頃は10万円近くしたと思います。それでもご近所が電子レンジを購入し出すと、私の母は見栄っ張りで他人のことが気になる人だったので電子レンジを購入しました。別に料理が好きなわけでもないのに。当然、電子レンジは温めるためだけに使うという金額に見合わないものとなりました。ほんとに料理に役立てたい、時短になるなどの理由があって電子レンジを購入するのであれば全然構わないと思うのですが、私の母はそうではありませんでした。私の両親のことをよくよく考えてみると大した趣味もなく好き嫌いもあまりはっきりしない人たちでした。こういう人は貯金ができないんだなあと改めて思いました。好きなことやものがはっきりしていればそれにお金を使いたいと思います。物欲がない人は別ですが、好きなものがハッキリしていない人は、周囲が何を買ったから私も買おうとなることもあります。顕著なのは「家」かなとも思います。周囲が家を購入したと聞けば家を買おうかなとなったり、ほんとに家が欲しい、必要だから買うというのとみんなが家を買いだしたから‥で買うのでは全然意味が違います。好きなこと、ものにお金を使えるのは幸せなことです。お金はそういうことに使わないと意味がないのです。自分にとって拘りのないことには大してお金をかけなくても平気になります。周りは関係ありません。お金は有限です。このような気持ちを持っていればお金は自然と貯まっていくでしょう。

良い株とは?

唐突ですが、良い株とはどんな株でしょう?はい、もちろん儲けさせてくれる株です。しかし、株って面白いもので同じ株を買っても儲かる人もいれば損する人もいます。一体この差は何でしょうか?「買う値段」と「売る値段」ですね。AさんとBさんがいて同じ値段で買ったとしても売る値段が違えばAさんは儲かったとしてもBさんは損をすることもあります。何が言いたいかといいますと、株には絶対の値段というのはないということです。私がよく書く「他人に勧められた株を買うのはやめましょう」ということに関係します。もしも推奨する人(仮にCさんとします)と同じ日に同じ値段である株を買ったとします。そしてCさんと同じ値段で売って利益が出たとします。この方法でいつもいつもCさんと同じ値段で買って同じ値段で売るということをやってみますか?普通に考えてこれは難しいということがわかりますね。それにCさんがいつもいつも利益を出せるとは限りません。当然ですが、もしCさんが万能であればCさんと同じ行動を取ればよいということになりますが、そんな人はいません。市場や相場に絶対はないからです。このように考えてくると良い株は自分で探すしかありません。ネットや雑誌などを参考にするのは良いと思いますが、鵜吞みにはせず自分で調べてみることです。もしそれで納得がいき良い株だと思ったのであれば買ってみるということもありです。株もやはり買ってみないことにはわかりません。大事なお金を託すのですから自分が知っている会社、好き、応援したい会社を買うことです。経験を積むと自分にとって相性の良い株もわかってきます。

個別株投資に向いているのはこういう人

投資にもいろいろ種類がありますが、大前提は自分の興味があるものに投資することだと思っています。金融機関に勧められて全く興味がない、わからないものに投資するというのは最悪です。何に投資していいのかわからない、銀行預金より少し利率がいいもの、そんなにひやひやしたくないという方であれば「投資信託の積立」がよいのではないかと思います。特に若い方で仕事や家事、子育てが忙しい、投資にあまり手間を取られたくないというのであれば世界に投資している投資信託1本を毎月買っていくというやり方で十分でしょう。対して、結構世の中や社会の流れを見るのが好きとか、経営に対して興味があるという方であれば「個別株投資」もありだと思います。ありと書いたのは必ずしもやりましょうということではありません。「個別株投資」はやはり時間を取られます。パッと、今日この株を買えばいいやというわけにはいかないからです。やはり基本的なこと、黒字か赤字かとか、借金はどの程度あるのかとか、今の株価は高いのか安いのかなど見ないといけないことは結構あります。株価は将来の期待値ということも言えますから、今はよくてもその会社に未来はあるのかなどそういうことも考えないといけません。ただ、やはり手ごたえは投資信託とは違ってあります。投資に興味がないのであれば先に書いたように機械的に投資信託を買い付けていくのが賢いと思うのですが、それでは面白味がないというのであれば個別株投資も選択の余地ありです。反対にリスクは投資信託よりあります。最初の頃は何銘柄も1度に買うというのは資金的にも難しいでしょう。最初は少額から始めてほしいので1銘柄や2銘柄しか買えないとすれば投資信託のように分散が効かないからです。そして間違ってもどの株が儲かりそうかと他人に聞くのは厳禁です。儲かる株など誰にもわかりません。あくまで自分で銘柄を見つけて見届けることが個別株投資だと思って下さい。

「節約」と「投資」のバランス

カミングアウトしますが、実は私は貯金下手です。若い頃からどちらかと言えば銀行より証券会社が好きで毎月お給料が出ると証券会社に行って当時流行っていた「中期国債ファンド」を買っていました。「中期国債ファンド」とは公社債投信の一種で1ヵ月複利の商品だったので毎月利息が付いているのを見るのが楽しみでした。このように私は20代の頃、中期国債ファンドで積み立てをしていました。そしてその後株を買ったりするようになります。中期国債ファンドや株を買うのと同時に節約にも励んでいました。と、いっても一番やったのは光熱費の節約です。コンセントをマメに抜くとか、お風呂の残り湯で洗濯をするなど、今となっては大した節約ではないと思いますが、そういう生活習慣が身に付いたのはよかったと思っています。今、考えてみると別にすごく真面目に貯金をしていたわけでもなく、投資でそれなりにお金を増やしていたのかなあと思います。そして結構使ってしまっているのですが。お金は収入を増やすだけでもダメで、投資で儲けるだけでもダメです。やはり無理のない節約は大事なんですね。ポイントは「無理のない」節約です。儲けてもザルのような家計ではお金は貯まりません。一方、節約節約ばかりではいつか爆発するかもしれませんし、家族仲が悪くなったり人間関係にも影響を及ぼすかもしれません。「節約」と「投資」のバランスを上手く取ることがお金を貯めるコツです。

ブラック企業で時間を浪費しないで

WBCが終わりました。日本が優勝したことが喜ばしいことはもちろんですが、何より選手たちの雰囲気がよかった。ダルビッシュ投手の「野球ぐらいで落ち込む必要はない」という言葉もストンと胸に落ちました。と、いうか私的に理解すると「楽しく野球をやろう」ということだと思います。大谷くんを見ていても楽しく野球をやっていると感じますし。昔、あるプロ野球の名選手が引退会見で「野球をやってきて1度も楽しいと思ったことがない」と言っていました。正直うーんと思ってしまいました。野球をやっていた何十年間ちっとも楽しくないってなんだろうと。仕事だから楽しくないのは当たり前というのもわかります。が、楽しくないことを何十年も続けるのは苦痛じゃないでしょうか。だったら少しでも楽しくなるような考え方をしてみるとか、それでも無理であればもっと楽しくなるような仕事を探す、転職するのも1つの選択肢ではないでしょうか。先日「ブラック企業」のセミナーに参加してきました。ブラック企業についてはいろいろ問題が指摘されていますが、ブラック企業による弊害とは以下のことがあるそうです。・鬱病の蔓延と医療費の増加・少子化と市場の縮小、税収の減収・長時間労働、鬱病の増加によって、結婚、出産ができない・国内消費を縮小させるこう見てくると、日本の経済がなかなか上向きにならないのもわかるような気がします。国はもっとブラック企業対策に真剣に取り組んで欲しいと思います。今後は人手不足が深刻な社会問題になると思いますので早急の解決が望まれます。現在、ブラック企業で疲弊している方へ。さっさと退職することをお勧めします。会社側から脅されても辞められないなんてことはありません。自分を守るのは自分。周囲の信頼できる人、もしくは専門家に相談しましょう。自分の人生楽しく生きないと損ですよ。***********************************付け加えたいことがありますので追記します。例えば今、ブラック企業にお勤めの方で今を乗り越えて頑張っていれば評価されると思っている方は考え直しましょう。ブラック企業では頑張れば報われるということはありません。何故ならブラック企業は「人を使い捨て」にするからです。今、体力も精神もすり減らしてあるのであれば一刻も早く辞めることを考えて下さい。ブラック企業に未来はありません。

個人事業主にとってのインボイス制度②

今年の10月1日よりインボイス制度が始まります。「インボイス制度」って何?という方は下の記事をご覧下さい。さて「適格請求書発行事業者」になるのは任意です。なるもならないも皆さん自身が決めることです。と、いってももう登録の申請は始まっています。令和5年10月1日(インボイス制度が始まる日)に登録を受けようとする場合には令和5年3月31日までに登録申請書を提出する必要があります。なんともう1ヶ月もありません。お客さんが一般消費者が主だという場合以外は結局「適格請求書発行事業者」になるしかないのかなという気がします。相手先(買い手)にしてみれば同じ実力であれば免税事業者より適格請求書発行事業者の方に発注する方が自社の消費税の負担が軽くなるのですから当然のことです。但し、フリーランスでもいろんな人がいます。自分の実力に相当の自信がある人であれば免税事業者のままでもよいのかなとも思いますが、相当な実力があるのであれば年間1000万円など軽く稼いでいるのかもしれませんね。ただ、年間1000万円を稼いではいてもこれが5000万円となればなかなかハードルが高いのではないでしょうか。年間の売り上げが5000万円以下(2年前)であれば「簡易課税」という制度を選択することができます。「簡易課税」であれば「みなし仕入率」というものを使うことが可能です。課税売上げに係る消費税額 × みなし仕入率という式で消費税を計算することになります。これだと実際の仕入税額の計算や適格請求書の保存などが不要になるので事務負担が軽減されるというメリットがあります。「みなし仕入率」は事業によっていろいろです。例えば卸売業であれば90%です。300万円の売上消費税額があったとしたら270万円が仕入消費税額となりますので納める消費税は30万円ということになります。これは1つの例なので「簡易課税」を選択するかどうかはいろんなシミュレーションをしてみて慎重に選択して下さいね。インボイスはフリーランスにとって死活問題です。頭が痛いです。

フリーランス悲喜こもごも

フリーランスの法律上の定義はないそうです。フリーランスガイドラインでは「実店舗がなく、雇人もいない自営業者や一人社長であって、自身の経験や知識、スキルを活用して収入を得る者」となっているようです。私、3月1日が開業日でして14年目に突入しました。フリーランスとして丸13年が経ったというわけです。私ごときのことは何のお手本にもならないとは思うのですが、経験を少し語ろうかなと思います。フリーランスとして嬉しいこと、まあこれは仕事をしている誰もが思うことですが、やはりお客さんに喜んでもらえたときです。ご相談に来られたお客さんがスッキリしましたと言われて笑顔で帰って行かれるのを見るのは本当に嬉しいものです。その反対にがっくりくることも多々あります。まだ開業して間もない頃だったと思うのですが、ある仕事をいくらという形で請負ました。結構時間もかかるしハードだったのですが、完成して提出したときに半額しか支払えないと言われてしまったのです。まあ、出来が悪かったのかもしれませんが、掛けた時間や労力のことを考えると泣きたい気分でした。この仕事は知り合いから紹介された仕事だったのでその知り合いの人に「私から言ってみようか」と言われたのですが、その人の負担になってもいけないと思い泣く泣く諦めました。実は最近もショックな出来事がありました。知り合いの仕事を数年やらせていただいていたのですが、去年の3月に値上げのお願いのメールを送りました。そして1年近く返事がありませんでした。結局、知り合いの人はこのメールを忘れていたということでしたが、仕事は終了することになりました。詳しいことは書けないのですが、いろいろ行き違いもあり私としては今の報酬では見合わないと判断して値上げをお願いしました。しかし、値上げに対していいですよと返答がないということは値上げを飲んでまで頼む出来ではなかったと判断されたということになります。私としては知り合いの人だったのもあってかなり親切にやったつもりだったのに‥と思いましたが、こっちはそう思っていてもお客さんはそう思っていなかった。いい勉強になったと思うことにしました。私は内向的というのではありませんが、全然社交的ではなく人付き合いが正直苦手です。正社員を辞めてフリーランスになるときはあまり大した考えもなくよくこれでフリーランスになったなと自分でも苦笑してしまいます。フリーランスになってまず驚いたことは社会保険料の高さです。国民年金、国民健康保険。大して収入もないのになんでこんな高いのだろう?とこれは今でも思っています(笑)。値決めの問題もあります。これぐらいの時間がかかりそうだからこれぐらいは貰おうと価格を決めても時間が当初の目論見の倍以上かかったということもあります(←これ私のこと)。あとは健康ですね。私が言えることではないですが、健康でないといいパフォーマンスは出せません。途中で仕事を降りることになると迷惑がかかります。今年からインボイス制度も始まります。これまで免税事業者だったフリーランスの人は今後どうするか決断しないといけません。と、つらつら書いてきましたが、私自身はフリーランスの生活の満足度は高いと思っています。もちろん収入の面だけで言えば会社員を続けていた方がよかったのかもとも思うのですが、これはやりよう次第ですもんね。私はもう数をこなす仕事をするというよりもひとつひとつの仕事を丁寧にやりたいと思うようになってきました。お客さまにどうやって価値を感じていただくのか‥それをこれからも追及していきたいと思う春近い今日この頃(←ちょっとかっこよくまとめてみました(^^;)。