「好き」をはっきりさせればお金は貯められる

よく言われることですが、定食で松・竹・梅があった場合、大半の人が

真ん中の「竹」を選ぶらしいです。


松は高い、梅は恥ずかしい‥もちろんこれだけが理由ではないでしょうが、

こういう気持ちを持たれる方も多いのではないでしょうか?


私は別に拘りがなければ「梅」を選びます。

例えば松が自分の好きなものばかりであれば「松」を選びます。

真ん中、平均的なものを選ばないといけないという気持ちはありません。

これは性格によるものかもしれませんが、見栄を張る気持ちもありません。


私が子どもの頃、電子レンジは一般家庭にほとんど普及していませんでした。

確か初期の頃は10万円近くしたと思います。

それでもご近所が電子レンジを購入し出すと、私の母は見栄っ張りで

他人のことが気になる人だったので電子レンジを購入しました。

別に料理が好きなわけでもないのに。

当然、電子レンジは温めるためだけに使うという金額に見合わないものと

なりました。


ほんとに料理に役立てたい、時短になるなどの理由があって

電子レンジを購入するのであれば全然構わないと思うのですが、

私の母はそうではありませんでした。


私の両親のことをよくよく考えてみると大した趣味もなく

好き嫌いもあまりはっきりしない人たちでした。

こういう人は貯金ができないんだなあと改めて思いました。


好きなことやものがはっきりしていればそれにお金を使いたいと思います。

物欲がない人は別ですが、好きなものがハッキリしていない人は、

周囲が何を買ったから私も買おうとなることもあります。


顕著なのは「家」かなとも思います。

周囲が家を購入したと聞けば家を買おうかなとなったり、

ほんとに家が欲しい、必要だから買うというのとみんなが家を買いだしたから‥

で買うのでは全然意味が違います。


好きなこと、ものにお金を使えるのは幸せなことです。

お金はそういうことに使わないと意味がないのです。

自分にとって拘りのないことには大してお金をかけなくても

平気になります。

周りは関係ありません。


お金は有限です。

このような気持ちを持っていればお金は自然と貯まっていくでしょう。



社会保険労務士・FP 中村真里子事務所

兵庫県宝塚市在住の社会保険労務士・ファイナンシャルプランナーのサイトです。