悩める女性をサポート!関西のFP@中村真里子

兵庫県宝塚市在住のFP(CFP)の
中村真里子です。

詳しいプロフィールはHPをご覧下さい。
https://fp-mariko-yosuga.amebaownd.com/


平成 5年  社会保険労務士試験合格
       
平成14年  日本FP協会 CFP合格

平成15年  1級ファイナンシャル・プランニング技能士合格


その他に日商簿記2級・秘書検定2級取得


記事一覧(1417)

リートの投資主総会へ

先日保有しているリートの投資主総会へ行って来ました。リートとは不動産投資信託のことで株と同じように市場で売買できます。投資主総会とは株主総会のようなものです。私は人生の大半を関西圏で暮らしておりまして阪急沿線に住んでいます。そういうこともあり阪急にはとても馴染みがあるため阪急阪神リートを保有しています。阪急阪神リートの保有物件としては都市型商業施設地域密着型商業施設ホテルオフィスなどがあります。阪急阪神ということで関西圏に物件が集中しているということも言えますが、オフィスなどは東京にも保有物件があります。少し意外だったのは東京の中央区にあるビルの稼働率が90%に到達していないことです。まあ、コロナ禍のときはリモートでオフィスはもう必要ないのでは?とも言われていましたが、中央区という好立地なのに稼働率がそんなに高くないというのは不思議な気がしました。リートは成長を期待する商品ではなく分配金を受け取るものだと私は思っています。ただ、今後は金利が上昇傾向ですし、工事費が高騰しているというマイナス要因も結構あります。一方、インフレになるのであれば賃料の値上げなども見込めるでしょうし、運用に期待もしたいと思います。最初に書きましたように私は関西圏で人生の大半を過ごしてきましたのでやはり関西がんばれ!という気持ちが強く応援の意味もあってこのリートを保有しています。先日買値より下がったところでまた買いを入れました。分配金をもらいながら長く持つつもりでいます。※ 阪急阪神リートをお勧めしているわけではありませんので  ご注意下さい。

IRセミナーへ㊹ 不動産

今回のIRセミナーは2社です。まずはF社です。F社は不動産業です。分譲住宅、土地有効活用、賃貸及び管理、住宅流通などを行なっています。利益の7割は富裕層向けの土地有効活用と賃貸及び管理とのことです。F社は大阪に本社のある会社です。そしてF社は創業来事業エリアの拡大はせずに地域密着経営を貫いているそうです。売りっぱなし、建てっぱなしには出来ない。紹介率、リピート率の高さを誇っています。エリアを拡大しないで売上を伸ばしていけるのかとの質問も出ましたが、大阪府のシェアがまだ3%程度だとのことで他地域に出てリスクを取るより地域でのシェアを拡大する方針とのことです。2社目はG社です。こちらも不動産業です。単身世帯向け投資用コンパクトマンションにおける企画から開発、販売、管理までのワンストップサービスを展開。現在は用地仕入事業やビルディング事業も立ち上げているそうです。G社の中期経営計画として事業領域の拡大、事業エリアの拡大を挙げられていました。現在事業エリアは東京中心らしいのですが、これを1都3県「東京圏」へ拡大していくとのこと。今回は偶然にも2社とも不動産事業の会社でした。どちらの会社も環境に配慮した建物づくりということを意識されているように感じました。不動産業の宿命なのか?どちらの会社もPER・PBRとも低く株価的には割安なのかなと思いました。ただ、F社の方は地域密着路線、G社は拡大路線と同じ不動産業でも全然戦略が異なるのは面白いなと感じました。

乱高下する相場

8月5日月曜日の日経平均株価の終値は31,458円となり8月2日金曜日の終値より4,000円以上の下げとなりました。ニュースなどでもかなり話題になっていましたね。このことによって例えば今年から新NISAで投資を始めた人はやっぱり投資は怖い、危ないと思ったのではないでしょうか。私もかなりの含み益が消えてしまいました。正直こんなに暴落するとは‥と思いました。誰もが思ったことでしょう。さて、私がどういう行動を取ったか。一言で言えば静観です‥と言いたいところですが、実は単元未満株の買いを入れました。これは前から買っていた銘柄です。やはり安く買えました。こういう暴落時に一番やってはいけないのはパニックになって売ってしまうことだと思っています。ただ、バブルが弾けたようなものだから今後は株は厳しい、今のうちに売ってしまった方がよいとの識者の意見も結構見ました。相場は誰も予測できません。ひょっとしたらこの後しばらく下がり続けるかもしれませんし、再浮上するかもしれません。ただ下がったから何も考えず売る、上がったから早く買わなきゃと思って買う。これはどうなのかと個人的に思います。この相場の乱高下に耐えられない、精神衛生上悪いと思うのであれば今後投資を続けていくのかどうか考えてみることも必要かと思います。私は資産形成上投資は必要と思ってはいますが、無理してやることもないとも思っています。決めるのは自分自身です。今後もこういう局面は何度も来ると思います。よく考えてみて下さいね。

IRセミナーへ㊸ 情報・通信

今回のIRセミナーも2社だったのですが、そのうちの1社はここで何度かご紹介していますので割愛します。M社は「システムインテグレーションサービス」と「DXソリューションサービス」の2つの主要サービスを提供している会社です。「システムインテグレーションサービス」とはシステム導入の企画コンサルティングからシステム設計、開発、環境構築、稼働支援、稼働後の運用・保守まで一貫して手掛けることを指しますとあります。「DXソリューションサービス」とは電子書籍(デジタルブック)やCADのソフトウエアの販売などです。お客様にとってサブスクより販売の方が長い目で見れば安くなるということを言っておられました。私が個人的に気になった点は2つ。1つは粗利益率が低いのではないかということ。社長さんは改善されたと言っておられたのですが、粗利益率24%というのはこういう業種にしては低いのではないか?社長さんも「DXソリューションサービス」は人件費ぐらいしかかからないと言われていました。だとしたら粗利益率が2割ちょっとというのは首をひねります。あと1つは競合です。これは質問も出たのですが、大手の有名どころに対抗できるのかということです。社長さんによれば顧客の要望に応えてシステムを変えたりできるのが強みのようなことは言われていました。果たして競争に打ち勝つことはできるのでしょうか。

IRセミナーへ㊷ 中古車 印刷

今回のIRセミナーは2社でした。1社目は中古車を扱っているO社です。O社は中古車のオークション代行とBtoBのECマーケットの2大サービスを提供しています。中古車のオークションと言えばこのブログでも紹介したことがあるU社が圧倒的なシェアを持っています。ただ、U社のオークションに参加するには入会金や会費などが結構かかるそうで、月に2,3台ぐらいの売買しかしない事業者にとってはO社に代行してもらう方が安くあがるということでO社はそういう顧客を相手にしているとのことです。利益に関して言えばオークションの利益よりECマーケットの利益の方が高く今後はそちらが伸びていくだろうということです。2社目はN社です。N社はグラビア印刷、コーティング加工、ラミネート加工、素材開発技術などを行っている会社です。コンビニなどの弁当容器、食品の包材、半導体関連、医薬品の外包装、布団の圧縮袋など事業は多岐に亘っています。プラスチックの容器にラベルを貼るのではなく、直接印刷する技術、「ラベルレスサーマル」をリコーと合弁会社を作り展開しています。ラベルマスサーマルのメリットは環境負荷低減が大きいそうです。社長のお話を聞いていてこの会社は環境への意識が高いと感じました。参加している人から「ペットボトルにこの技術を活かすことはできないのか」と質問があったのですが、今のところ平面にしか印刷はできないとのこと。今後ペットボトルにこの技術が活かされるようになると楽しみだなという感想を持ちました。

顔が見える株式投資

株を買うときにどう銘柄を選ぶか。これはまず誰もが考えるポイントですね。一番やってはいけないのは誰かがおススメしている銘柄を何も考えずに買うことです。こういういい材料が出ているから買い!と言われればそうかなーと思って買いたくなる気持ちはわかりますが、もしこれで損をしても誰も責任は取ってくれません。あと「スクリーニング」という機能を使って探すこと。これも個人的にはお勧めしません。スクリーニングというのはいろんな条件を入れてそれにヒットする銘柄を探す方法です。例えば売り上げがいくら以上、PER,PBRがいくら以下‥など。スクリーニングは株式投資の本を読むとよく推奨されています。もちろんこういう方法を取ることを否定はしませんが、もしスクリーニングの結果全く知らない銘柄が出てきたとき、よし買おう!となるでしょうか?少なくとも私はなりません。会社名も聞いたことがない、どんな事業をしているかも全く知らない。そんな株を買おうと思いますかということです。ただ、全く知らないから調べてみようかというのはありだと思います。その会社のHPを見てみる、ネットなどでいろんな情報を取ってみる。そうして事業内容もわかったし、財務状況もわかった。と、いうのであれば買うという決断もありでしょう。投資でも保険でもそうですが、中身がわからないものにお金を投じるのはやめましょう。株式投資はその会社に出資するということ。何をやっているかわからない会社にお金を託すなんてイヤでしょ。

保険ありきで考えない

保険は難しいとよく聞きます。最近も周囲の人に言われました。簡単に言いますと「万が一のときのために備える」のが保険です。その万が一というのは「死亡」「病気」「事故」「災害」このあたりでしょうか。まず独身の人に死亡保険は必要ありません。ただ、扶養している人がいないシングルという条件付きです。子どもや親を養っているというのであれば死亡保険は必要でしょう。病気に備えるのに保険は必要でしょうか。日本は国民皆保険です。全員何らかの健康保険に加入しています。病気になって高額な医療費がかかっても健康保険には「高額療養費」という制度があります。まずはこの「高額療養費」を知って下さい。収入によって高額療養費でどれくらい賄えるのかは変わります。「事故」は自動車事故を考えると当然加入が必要ですね。「災害」もしかりです。持ち家であれば「火災保険」「地震保険」は必須。賃貸であれば特に必要ないと言えます。保険は「万が一のときのために備える」ものと書きましたが、もう1つ付け加えると「滅多に起こらないけど起こったときのダメージが大きいもの」に対して必要性が増します。自動車事故の場合、人身事故を起こすと莫大な賠償額が必要となります。これなどは滅多に起こらないけど起こった場合のダメージが大きい典型です。死亡保険に関して言いますと・扶養者がいる間だけ掛け捨ての保険を掛ける。子どもが成人する、独立すれば解約することです。あと、「保険」と「貯蓄」「投資」は分けて考えましょう。「保険」は保障だけを買う。「保険」で何もかもが賄えると考えるのは間違いです。例えば「投資」であれば自分でネット証券で「投資信託」を買えば無駄な手数料を保険会社に払う必要はありません。保険ありきで考えるのではなく、本当に保険が必要なのか。そこから考えることです。そうしないとカモにされます。

立ち位置を変えて見てみる

6月から定額減税が始まっています。6月は賞与が出る企業も多いと思います。賞与がそこそこの額なら定額減税も賞与で終わってしまう場合もありますね。定額減税で手取りが増えて嬉しいと思う人、あまり実感がない人様々だとは思いますが、もし数年間定額減税を続けますということであれば捉え方も変わると思います。なんでもそうですが、1回きりで終わるのと継続性があるものこれを貰う立場、払う立場で考えてみるのはどうでしょうか。例えば「サブスク」。これは売る立場から言えばおいしい商売ですね。1回契約が成立してもらうと継続的にお金が入ってきます。つまり何かを買う、契約するときに考えたいのは1回きりで支払いが終わるのかどうかということです。もし継続的に支払いが続くものであればより慎重にならないといけません。保険もそうです。1度契約してそのままということも多いのではないでしょうか。意地悪な見方をすれば売る立場がおいしい商売と思うものは消費者の立場から見れば”カモにされている”とも言えます。それが自分が納得して価値あるものであればそれは構いませんが、ただ何となく契約してしまった、そのときは宣伝に乗せられいいと思ったけど‥というのであれば1度立ち止まって考えてみましょう。立ち位置を変えて見てみると無駄遣いに気づくこともありますよ。特に継続性のあるものには気を付けましょう。

レシートは必ずもらおう

池上彰さんの本に税に対する意識、脱税の問題が書かれている箇所があって興味深く読みました。国家財政が破綻しそうになったギリシャの話ですが、ギリシャでは「レシートを受け取らないなら値引きする」というやり方が横行していたそうです。レシートが必要なければレジに打ち込む必要がなく、それだけ売り上げが減らせるとのこと。つまり税金を払わなくて済むとなります。この箇所を読んで思い出したことがありました。某チェーン店のことです。以前ここで私は結構買い物していたのですが、ここのお店レジもなければレシートをくれたこともありませんでした。いつもレジもなくどうやって売り上げを集計しているのか不思議でした。私は家計簿をつけていますのでレシートをもらわないということはありません。個人事業主だからということもあります。お店では必ずレシートをもらいます。たまに自販機などで買い物したらなんとなく気持ち悪いのです。レシート要りますか?とたまに聞かれることがありますが、当然もらいます。心の中で「当たり前やん」と思いながら。記録を残すというのはやはり大事なんですね。まあ、お店にしてみれば別にレシートをお客に渡さなくてもレジに打ち込んでいれば記録は残るのでしょうが、お客側としてはレシートをきちんともらっておくのがよいと私は思います。これも立派な家計に対する意識づけになるのです。

金銭感覚の問題

友達になる、恋人になる、家族になる。人間関係はいろいろありますね。外見が好きだとか、価値観が似ているとか親しくなる理由はそれぞれだと思うのですが、金銭感覚が合うというのも大事な要素ではないでしょうか。私が23歳ぐらいの頃です。あるとき私含めて同級生の女子4名がお茶を飲んでいました。その中のA子が「今から彼氏が来る」と突然言い出しました。彼氏は28歳の社会人。他3名とは初対面。そして彼氏がやってきてなんとなく変な雰囲気で数十分が経ちお会計のときです。A子の彼氏がポケットから小銭を出し自分の分のドリンク代だけをテーブルに置きました。全員ワリカン。そのあとA子と彼氏は帰って行きました。私は唖然‥。 残った2人に「これってどうなん」と私は言いました。正直言うと彼氏が全員のドリンク代を出してくれると思ったからです。2人は「別になんにも‥」と言いました。この話に正解はもちろんないのですが、この彼が私の彼なら私は後で喧嘩になっていたと思います。全員分を支払っても2000円ちょっとぐらいだったと思うのでそれくらいなら気前よく払ってくれればいいのに‥というのが私の考え。しかし私の2人の友達のように別にそれが変だと思っていない人もいるし、むしろ私が厚かましいのかもしれません。ただ、こういうことは度々ありまして、以前あることを聞きたいと思ってその経験者の人に喫茶店に来てもらったことがありました。私とB子さんがその経験者に教えを乞うたのです。そしてお勘定の際、B子さんは自分のドリンク代だけを出しました。いや、それはないだろう。時間を使って来てもらってドリンク代も払わすのですか?と心の中で思いました。結局3名のドリンク代は私が支払いました。その教えに来てくれた人が帰ったあと、B子さんは私に「ごちそうさま」と言いましたが、私は割りきれない気持ちが残りました。金銭感覚に何が正しいはないのですが、こういうところに気持ちよくお金を出せない人とは私はお付き合いしたくありませんね。いや、人間観察としては面白いかもですが‥。反対に払いっぷりがいい人とも会ってきましたし。最初の頃にこういう金銭感覚を確かめていると後々のお付き合いがラクかもしれません。