悩める女性をサポート!関西の社労士・FP@中村真里子

兵庫県宝塚市在住の社労士・FP(CFP)の
中村真里子です。

詳しいプロフィールはHPをご覧下さい。
https://fp-mariko.amebaownd.com/

平成 5年  社会保険労務士試験合格
       
平成14年  日本FP協会 CFP合格

平成15年  1級ファイナンシャル・プランニング技能士合格


その他に日商簿記2級・秘書検定2級取得


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IRセミナーへ㊱

今回のIRセミナーは2社でした。まず1社目。Z社です。こちらは衛生用品の製造機械の会社です。紙おむつや生理用ナプキンを作る機械を作っておられます。今後、グローバル展開に力を入れていかれるそうです。日本は人口が減っていきますが、インドやアフリカなど今後まだ人口が増えていく地域では子どもの紙おむつの需要や女性の生理用ナプキンの需要が見込めます。中国での売り上げが4割近くあるとのことでしたが、中国は今後高齢化が見込まれるため大人用紙おむつの需要が拡大するのだそうです。こちらの会社、今年プライム市場に区分変更されたとのことで、外国人投資家(機関投資家)やインデックスの買いが入るだろうとのことでした。今年より株主優待も始まっています。2社目はU社です。こちらは中小企業にエンジニアを派遣する会社です。普通エンジニアを聞くとITエンジニア(SE)を想像しますが、こちらの会社が派遣するエンジニアはコーポレートエンジニアといってIT活用を切り口に経営課題を解決する新しい職種だとのことです。こちらは2005年の設立でまだまだこれからの企業だと思うのですが、人材の確保と育成に会社の将来がかかっていると思いました。人手不足が叫ばれる昨今どれだけ良い人材を確保できるか、そして自社に定着してもらえるか。そのあたりが大きな課題なんだろうなと感じました。

節約と投資の二刀流で②

前回は節約について書きました。今回は投資について書きます。2024年からは新NISAも始まるので投資デビューしようと考えている方も多いかと思います。しかしまず考えたいのは「貯金ができているか」ということです。貯金0で新NISAが始まるから投資を始めるというのは本末転倒です。まず、ご自分の生活費の半年分、1年分ぐらいは貯金があるかということを考えてみて下さい。それぐらいの貯金ならあるから大丈夫というのであれば新NISAを使って投資を始めてみましょう。新NISAは無期限ですし、投資できる金額も多いというのがメリットですが、他にも買える商品が初心者向けというのも大きいです。投資で一番やってはいけないことは投機的なものに手を出すことです。あと、いきなり高額な金額を投資するというのもNGです。その点、新NISAは「つみたて投資枠」というのがありますので毎月数千円からでも積み立てで投資ができます。新NISAで投資信託を買うのがよいとは思いますが、私は個別株を買うことも悪くないと思っています。個別株は投資信託のように数千円から買うというのはなかなか難しいのですが、数万円で買える株であれば結構あります。長い目で見てこの会社は良さそうだとか、商品やサービスが好きという会社があれば株を買ってみるという選択もありだと思います。特に20代や30代の方であればそうやって投資に馴染んでおくと後々経験となって活きてくるはずです。但し、投資は怖々少額からが基本です。ここは肝に銘じておいて下さい。節約を心掛けながら堅実な投資をしていくこと。そうやってお金の不安を取り除きやりたいことができる。そういう毎日を過ごせれば幸せだと思いませんか?

節約と投資の二刀流で

貯金をするためにはある程度収入がないと駄目です。と、いってもほとんどの方は会社にお勤めか、自営などで収入を得ていると思いますのでこれはクリア。当然ですが、収入は多い方がよいに決まっています。ただ、収入が多いから貯金ができるかというのはまた別問題。収入が多くても右から左へお金を使っているようでは貯金はできません。貯金をしようという初期の段階ではやはり「節約」が1つのポイントになると思います。ただ闇雲に節約しても無駄で「苦にならない節約」「やりがいのある節約」をやることです。「苦にならない節約」というのはできれば楽しみながらできる節約のことです。料理が好きな方なら食費の節約を考える、光熱費などもやり方次第では楽しく節約できると思います。「やりがいのある節約」というのはそれによっていくら節約できて貯金ができたのかがわかる節約と言えばよいでしょうか。スーパーをはしごして数十円を浮かしたという節約では使った時間とエネルギーを考えると「やりがいのある節約」とは言えないと思います。あとは長く続けられる「節約」というのも大事です。生活の中に上手く取り入れて生活の中で自然にできるようになっている節約です。先に書いたように光熱費なども誰もいない部屋の電気は必ず消すことやエアコンの設定温度を上下するなども習慣になってしまえば長く続けられます。このように貯金ができない初期の段階では「節約」をポイントとして家計管理をしていくことが重要です。次回「投資」について書きたいと思います。

家計のサイクルを掴もう

貯金ができないという方のために書きます。私は家計簿を推奨していますが、そもそも家計簿を活用しようという動機は「家計が掴めていないから貯金ができない」ということではないでしょうか。では、現在の家計の実態を知り、そしてその上でどうすれば貯金ができるようになり、お金の不安なく暮らしていけるようになるのか。究極の目的はこれに尽きます。なんでもそうだと思うのですが、本当に困った、どうしようか‥というときに人は真剣になります。家計のことで本当に悩んでいるのなら家計簿は続かない、無理というのではなくまずはやってみようと思っていただけると幸いです。だから家計簿は立派なものでなくてもいいし、記録もきっちり細かく取る必要もありません。極端なことを言えば別に書きなぐりでもよいのです。家計簿は何も絶対何年も続けないといけないというものでもありません。ただ、家計のサイクルを掴むという意味では何年かは続けられるとよいと思います。年間の予定を立てやすくなるからです。家計簿をつけていればこの月はこのお金がいるなどが記録に残せているので計画を立てやすくなります。この時期になると書店には家計簿が並んでいます。この中から自分が気に入った家計簿を見つけてずっと愛用していくことをお勧めします。もちろん、スマホでというのでもOKです。とにかく自分に合った家計管理の方法を早く見つけそれを生活の一部にすることです。家計だけに自分の時間を使えるわけではないのですから早くパターンを確立することです。私の家計簿。12年分です。こんな子どもの手帖のようなものでもいいのですよ。

IRセミナーへ㉟

今回のIRセミナーはバイオ特集ということでバイオ関連のベンチャー企業4社でした。1社目のF社はペプチドを使っての医薬品の開発を行っています。ペプチドは小さいので、合成で簡便に作れるため、改変することで最適化しやすいのだそうです。一般的にワクチンは病気を「予防」するものとされていましたが、F社の革新的な技術で、ワクチンを病気の「治療」に使用することが可能になるのだそうです。2社目はK社です。こちらはバイオシミラーと呼ばれる後続品と細胞治療の事業を推進されています。興味深かったのはこどもの乳歯から取れる細胞を用いるとのことです。こどもから得られる細胞のため、増殖能力が非常に高いこと、こども1人から最大20本入手できるため、安定供給が可能というメリットがあるようです。3社目もK社です。こちらのK社は医療のアンメットニーズがミッションの会社です。アンメットニーズというのは現状の医療では満たされていないニーズ、いまだ有効な治療法や薬剤がない疾患に対する医療ニーズのことをいいます。4社目はN社です。日本発の技術による感染症ワクチンを研究開発中だそうです。組織再生、皮膚領域で加齢などにともなう皮膚組織の変性修復なども行なっているとのことです。最後にバイオセクターのアナリストの方の講演がありました。世界の医薬品市場で日本だけが低成長予想だとのことです。日本は医療費を削減しなければならないとのことで薬価が毎年7%下がっているという厳しい現状。正直、アナリストとしてもどういう企業が有望かを見極めるのはかなり至難の業とのこと。ひとつ参考までにということで治験が失敗したときに経営幹部や研究開発担当者、IR担当者が辞任・交代しているといった人事が出たら要注意なんだそうです。どんな企業でもやはり大切なのは「人」だということも言われていました。確かにねと納得した私です。

得意なところから攻めよう

貯金ができないという方のために書きます。家計簿をつけてみて大体何にお金を使っているかがわかってきたらそれは自分や家族にとって絶対必要な支出なのかを考えてみましょうと前回書きました。それともう1つ考えていただきたいのは「本当にそれは削減できそうか」ということです。例えば生命保険や火災保険の保険料が高すぎると思ったとしましょう。では、もう少し保険料を減らしましょうとなりますが、もしそれがどうしても必要な保障なのであれば保険料が高くても解約することが得策とは言えない場合もあります。食費が高いから何とかしたい‥というのは誰しも思うことかもしれませんが、最低限の栄養を取ることは健康を保つためには必要です。皆さんが料理が得意、好きというのであればもう少し安い食材で同じような料理を作り食費を落とすということは可能かもしれません。しかし、あまり料理が得意ではない人がなんとか食費を削減したいと思い、必ず自炊、少しでも安く上がる献立を毎日考えるのはストレスになるかもしれません。このように闇雲に節約といっても自分ができること、得意なことから考えていくことが得策です。自分が好きなこと、得意なことであればやっているうちにいろんな知恵も出てくることでしょう。家計簿の中からこれなら無理なく節約できそうだという項目を見つけ出すことをやってみて下さい。

削減できそうな費用を見つけたら

貯金ができないという方のために書きます。家計簿をつけるのは「何にどれぐらいお金を使っているのか」を知るため。よく失敗するのは1円単位できちんと記録しないととか、1円単位で残高を合わせないといけないとかいう考えです。これらのことは枝葉末節のことで大したことではありません。こんなことを気にしてもう家計簿なんていやだとか、めんどくさくなって放ってしまったなどにならないようにして下さい。数ヶ月家計簿を続けていくとそのうち大体の家計の姿が見えてくると思います。つまり大体食費はこれぐらい光熱費はこれぐらいというのがわかってきます。意外にもこんなことにお金を使っていたのだとかも掴めてきます。私の場合、食費が異常に多かったとわかりました。さて、ここからです。何に多くのお金を使っているのかがわかるとでは、それを削減していけばいいと考えますね。これは当たり前ですが、その前にその費用は絶対減らさないといけないものなのかを考えてみて下さい。例えば、趣味に結構お金を使っているなとわかったとします。しかし、その趣味は自分の楽しみで活力になっているとすると、果たしてバッサリ削減してしまってよいのかどうか。その趣味にお金を使わないと決めてしまうと生活に潤いがなくなってしまうことがあるかもしれません。闇雲に節約、節約では生活がつまらなくなったり、やる気がなくなったりすることがあります。それでは本末転倒。何故、節約して貯金をしたいのかというのは幸せに暮らしたいからではないでしょうか。家計簿をつけて記録を取るということは削減できそうな費用を見つけるということが1つ。その費用を削ることによって自分や家族の生活の質や幸せ度合いを落とすことにならないかをよく考えてみて下さい。

ポイントカードの考え方

貯金ができないという方のために書きます。この時代にポイントカードを全く持っていないという人はほとんどいないと思います。どこに行っても「ポイントカードお持ちですか」と聞かれ、持っていないと答えると、では作りませんかとなります。それどころか勝手にポイントカードを押し付けられるお店もあります。まだ、勝手にポイントカードを作られ渡されるのであれば、家に帰って捨てればよいのですが、ポイントカードを作るためこちらの住所や電話番号などを記入させられ個人情報を渡さないとポイントカードを作れないというのであればよく考える必要があります。大事な個人情報を渡してまで作る必要があるポイントカードかどうか。店員さんの言葉巧みさに誘導され、そんなにそのお店で買い物もしないのにポイントカードを作ってしまったというのであればなんのためのポイントカードかということになります。基本、ポイントカードは断った方がよいと私は思います。本当に贔屓にしているお店であれば頻度にもよると思いますが、ポイントカードを持つこともありだとは思います。ただ、ポイントカードで本当に得をしているのか、それは冷静になって検証してみる必要があります。ポイントを貯めたいがために買い物をするというのは本末転倒です。楽天ポイントやdポイントであればいろんなお店で貯められるのでこういうポイントカードを上手に利用するのがよいでしょう。私はお店のレジに並んでいるときにここはどのポイントカードが利用できるのかなどを見ます。もう1つは極力行く店を決めるということです。適当に買う店を決めているとポイントも貯まりませんし、衝動買いなどの元になります。行く店を決めてそこで効率的にポイントを貯める。これに尽きます。

銀行口座を制する

貯金ができないという方のために書きます。どうしても貯金ができない人は「現金管理」と「家計簿」で現状の家計を把握しましょうと書いてきました。他にやっていただきたいことは「銀行口座」の整理です。今、ご自分がどれぐらい銀行口座を持っているかきちんと言えますか?多分、ご自分が思っているより多く持っている方が大半だと思います。もし、4つも5つもあるということであれば整理することをお勧めします。何かの引き落としのために銀行口座が必要でそのためにいくつも口座を作らざるを得ないというのであれば、本当にその引き落としは必要なものなのか。実際、あまり使っていないサブスクなどではないのか‥などを考えてみて下さい。その銀行口座に意味があるのか、ないのか。なんとなく使っている。昔のまま置いているなどであれば解約して整理しましょう。光熱費や携帯代、保険料などの口座をわざわざ分ける必要性はありません。むしろ引き落としを1つの口座のまとめておけばざっくりと毎月これだけは必ず口座から引き落とされるということがわかります。光熱費は月によって変動しますが、光熱費以外の毎月一定しているものであれば通帳を見れば毎月の固定費がわかります。まとめます。・銀行口座をいくつ持っているか確認する・毎月何が引き落とされているか確認する・その引き落としは今の生活に必要なものかどうか考える・まとめられるものはまとめてできるだけ銀行口座を少なくする銀行口座を制することは家計への意識づけの始まりです。

意識づけることからお金は貯まり始める

貯金ができないという方のために書きます。まずは私の反面教師の話をさせて下さい。それは母です。私の母の口癖は「お金がない」でした。と、いっても父は普通に会社に勤めていましたし、母もパートで働いていました。父の給与は安かったとは思いますが、それでもすごい贅沢な暮らしをしていたわけではありません。今思えば母に家計を管理する能力がなかったのだと思います。口癖のように「お金がない」を言っていた母ですが、1度も家計簿をつけるとか何か対策を打っているのを見たことはありません。父は母に家計を任せていました。母が家計を見ていましたが、お金がないというばかりで父と母が真剣にお金の話をしているのを見たことはありません。お金のことで喧嘩をしているのは見たことがあります。皆さんの中にもいつも「お金がない、ない」と言いながら特に何の行動も起こしていないという方もいらっしゃるのではないでしょうか。現状を嘆いているだけでは何も変わりません。一番簡単にできる第一歩はやはり「家計を知る」ことです。その道具として家計簿をお勧めします。そのために前回書いたようにしばらくは「現金のみで管理する」ということもやってみる価値があると思います。家計簿にしても現金のみで管理することもお金と向き合うこと、お金を意識することに繋がります。ある本に「お金はお金のことを真剣に考え出した瞬間から貯まり始める性質がある」とありました。私の母はいつもお金の不安があったのだと思います。その不安を何もせず不安のままやり過ごしていくのか、それとも1度真剣にお金と向き合って改善していくのか、賢い皆さんにはわかりますよね。

現金と記録

貯金ができないという方のために書きます。何度も書いていますが、家計簿を活用しましょう。綺麗にきちんとつけることは必須ではありません。何のために、家計簿をつけるかと言いますと・何にお金を使っているか把握するため・使途不明金をなくすためこれらが大きな目的です。毎月赤字になるけど何にお金を使っているのか、全く贅沢している気はないけどとか、なんとなくこれぐらいお金が残ると思っていたのに全然お金が残っていなかった‥などは上記2つがわかっていないからです。何にお金を使っているか、使途不明金をなくすために家計簿をつけて活用しましょう。これがまず第一歩です。そしてもう1つ。しばらくは現金でやりくりしましょう。というのがご提案です。もちろん電子マネーやクレジットカードは便利です。しかしこれらは使いこなせることが前提です。特にクレジットカードは現金がないからとカードで支払うということを繰り返していれば家計の実態が掴めなくなります。お金を貯めたいのに貯められないという方はまずは現金ですべてやりくりして記録することです。家計の実態が掴めて家計管理が軌道に乗ればカード類を使用すればよいと思います。あくまでしばらくは現金で管理しましょうということです。今回は初歩中の初歩のお話をさせていただきました。とにかく「何にお金を使っているのか」ということが明確にならなければ対策の立てようがありません。まずは数ヶ月現金で管理して記録してみましょう。

REITの総会に行って来ました

少し前になりますが、REIT(不動産投資信託)の総会に行って来ました。まあ、いわゆる株主総会のようなものです。REIT(不動産投資信託)とは投資家が出資した金額で不動産を買い、その不動産を賃貸して得た賃料や売却した売却益を投資家に分配するというものです。証券取引所で売買できます。上場株式と同じです。例えば普通に不動産投資をすることを考えると自分でローンを組んだり、管理をしたりとお金と手間がかかります。REITであれば株を選ぶときのようにそのREITの持っている物件や財務状況などを調べます。金額も不動産投資のように高額ではなく数万円から買えます。とはいっても不動産に投資している投資信託ですので、もちろん元本割れということもあります。ただ、REITのメリットは「分配金」にあると思います。大体3%以上は見込めるのではないでしょうか。むしろ分配金が3%もないようなREITであれば見送った方が賢明です。それはREITの価格が割高ということです。今回の総会で質問が出ました。今後金利が上がっていったときの影響への不安です。その質問に対する回答ですが、利息が2%になったら分配金は700円ぐらい減る予想をしている。但し、金利が上がる、インフレになるということは不動産価格も上がっていくということとのことでした。REITはどちらかというと若い人よりシニア層に向く商品だと思います。不動産の値上がり益というより「分配金」を貰い続けるということを考えた商品だと思うからです。