悩める女性をサポート!関西の社労士・FP@中村真里子

兵庫県宝塚市在住の社労士・FP(CFP)の
中村真里子です。

詳しいプロフィールはHPをご覧下さい。
https://fp-mariko.amebaownd.com/

平成 5年  社会保険労務士試験合格
       
平成14年  日本FP協会 CFP合格

平成15年  1級ファイナンシャル・プランニング技能士合格


その他に日商簿記2級・秘書検定2級取得


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IRセミナーへ㊳

今回のIRセミナーは2社です。まず1社目はD社。国内塗料売り上げ第4位の会社です。業歴は95年の老舗企業。本社は大阪。源流は島津製作所だそうです。現在の売上高は7割が国内塗料が占めています。今後は海外塗料やLED照明を手掛ける照明機器や蛍光色材などにも力を入れていくようです。中期経営計画として創立100周年を迎える2029年度には売上高1,000億円、営業利益100億円を目指しているとのことです。株主優待はQUOカード。男性の育休取得率は2022年度で64%とのこと。今回のセミナーの説明に立たれた社長さんが誠実そうで好感が持てました(あくまで個人的見解です)。2社目はM社です。こちらは衣料品の縫製加工を行うメーカーです。誰もが知っているブランドなども多く手掛けているそうです。工場は海外展開されていて元々は中国から始まって、現在はバングラデシュやミャンマー、ベトナム、インドネシアなどで生産しているそうです。海外展開の工場といえば私の好きなブランド「マザーハウス」が思い浮かびます。マザーハウスのイベントによく行くのですが、マザーハウスの場合工場の人たちと経営陣が一体となっているという雰囲気が見て取れます。途上国生産と聞くと安い工賃で働かせて‥というイメージがあったのですが、今回のこのM社は労働環境の整備(福利厚生の充実)や従業員とのつながりなども気を配っているそうです。働くのは人なので従業員を大切にしない企業はいつかしっぺ返しがくると私は思っています。今回のお土産。消毒液とボールペン。

IRセミナーへ㊲

今回のIRセミナーは企業主催のセミナー。C社という会社です。C社は美容室専用の『頭髪用化粧品』を製造・販売している会社です。ドラッグストアなどには商品は卸していません。ビジネスモデルとして「トイレタリーの販売を中心とした店販戦略」。これはつまり美容室にシャンプーやトリートメントを売ること。そしてもう1つ。「旬報店システムを軸としたコンサルティング・セールス」。これは美容室に対して経営戦略をアドバイスして営業成績を上げてもらう、スタッフの育成、美容業界の近代化を目指しているそうです。女性の社外取締役が3名ということを強調されておられたのですが、社内の取締役に女性はいません。ここのところを質問してみました。あと、女性管理職の割合も。女性の取締役については今後の課題とのこと。女性管理職の割合は8.7%。課長職が2人だそうです。これは結構キツイ数字だと思います。女性の顧客が大半なのに女性管理職がこんなに少ないのでは‥。今後、やはり社内の生え抜きで女性のトップが出てきてもよいのではないでしょうか。お土産にシャンプーとトリートメントをいただきましたので使うのが楽しみ。株主優待もシャンプーとトリートメントが貰えます。業績も売上高25期連続増収。当期純利益4期連続増益、過去最高だそうです。自己資本比率も70%以上あり、ROEも10%以上。財務についてはなかなかよいのではと思いました。

株式投資に対するスタンス④

前回「株は売り時が難しい」と書きました。でも買ってから売り時については悩むことにしてまだ投資に関してやってみよう‥という段階の方であれば、やはり「買い時」が気になることと思います。正直買い時の失敗はしょっちゅうです。数年前ある株を買いました。子会社に優良企業を持っていたこともありいいなと思いました。しかし、買ってから気が付いたのですが、業績があまりよくないし高値づかみしたのではないかと思い至りました。それでも損切りができない私は1000円利益が出たところでやれやれと思って売り抜けました。その株なんですが、もし今も持っていたら2万円ぐらいの含み損を抱えていることになります。とても浮上する気配がなさそうなのであのとき1000円でも利益を出して売ってしまってよかったと思いました。私は少額投資家なので何十万円の株を買うことも実は怖いです。例えば30万円で買える株があり30万円で買った場合、2割下がったとしたら24万円になります。6万円の損って結構大きいと思いませんか?実は私は何十万円の株を買うときは10株ずつ様子を見て買うようにしています。そのためにいいなと思った企業の株価をメモにしています。毎日メモっている‥と言いたいところですが、さすがにそこまではできませんが。ただ、ちょっと最近安くなっているなーと思ったら買いを入れます。そうすることである意味高値づかみは防げることになります。

株式投資に対するスタンス③

20代の頃から株式投資を少額で始め今に至るわけですが、やはり若い頃というのはなかなか「長期投資」を実践することはできませんでした。少しでも利益が出ると売ってしまいたくなるのです。最初の頃は株式投資自体が面白く頻繁に売買したくなります。私の場合、損切りをしないので当然ですが、利益が出た銘柄を売っていくことになります。当時はあまり配当のことなど気にしていなかったので、値上がり益(キャピタルゲイン)が出れば売ってそしてそのお金で欲しいものを買ったりしていました。今考えれば「資産形成」という面で見れば全く成っていないということになります。利益が出たから売ってそのお金で買いたいものを買うというのであればギャンブルで儲けてパーッと使うことと同じです。ギャンブルで儲けたお金を地道に貯金していくというのはあまり聞いたことがありませんよね。むしろ多少利益が出ていたとしてもそこでグッと我慢をしてそのまま置いておけばよかったということが何度かありました。2000年代は株価も低迷していた時期で私の持株もほとんど塩漬け状態でした。基本損切りはしないので売れなかったというのが正しかったかもしれません。2012年頃から株価が上がり出したと思います。そうです。アベノミクスです。アベノミクスの是非は置いておくとして私の持株も上がり出しました。そしてそのときやれやれと思って数銘柄売りました。今思えば売らなければよかったと思う銘柄がほとんどです。株は売り時が難しいと言われる所以です。資産形成という面から考えるとやってはいけないことをしてしまったんだという後悔があります。

株式投資に対するスタンス②

20代の頃、株式投資を始めたと書きました。前回も書きましたが、世間の雰囲気もイケイケどんどんという感じだったこともあるのですが、もう1つ私の背中を押したのはある雑誌の連載でした。当時「日経WOMAN」という雑誌が創刊された頃で毎号欠かさず購読していました。2度ほど投稿して掲載されたこともありました。当時は電話(もちろん固定電話)がかかってきていろいろ確認されました。その「日経WOMAN」に株式評論家の雨宮栄子さんという方が株式投資についての連載をされていました。その連載がわかりやすくてこれなら私でも株式投資ができるのではないかと思いました。その連載で今でも覚えているのは、あるA子さんというOLが株を何銘柄か買って株式投資をしていました。その後、しばらくして株式相場が大暴落してしまい他の友人たちは海外旅行に行ったりして楽しんでいるのをA子さんは指を加えて見ているだけでした。しかしその後株式相場が復活してA子さんの持株もかなり値上がりした‥というような内容だったと思います。この内容から私が学んだことは2つあります。1つは暴落したからといって急いで売ってしまわないこと。これはあくまで「相場が暴落」したらということです。例えばある企業が不祥事を起こしそれでその銘柄が暴落したというのは別の話です(私、日産自動車のゴーン問題のときに損切しました)。もう1つは長期投資が有効なのではないかと思ったことです。株というとどうしても少し利益が出たら売ってしまうのがよい、損が出たら即売るのがよいと思い込んでいたところがあったのですが、いや我慢も必要なんだということが理解できました。この辺が一般的なギャンブルや宝くじと違うところです。株は決して一発勝負ではない。暴落したから大変だと思って売ってばかりいると当然ですが利益を得ることはできません。このことを強くこの連載で感じたのでした。

株式投資に対するスタンス①

株式投資は20代の頃から始めました。当時はインターネットもなく、ネット証券もありませんでした。昔の株式投資と言えば年配の人たちが一勝負賭けるというような雰囲気もありました。私の職場でも60代の女性2人が株式投資をしていました。別にその女性たちに勧められたことはないのですが、株式投資ってなかなか面白そうかもしれないと思ったりしました。NTT株が話題になったり、バブル前夜ということもあって度々雑誌などで株式投資を特集していたような記憶があります。そして私は株式投資デビューをします。もちろん、そんな大してお金もありませんので少額で手堅い株を‥ということで一番最初に買ったのは「電力株」でした。今、電力株が手堅いかと言われれば疑問ですね。特に東日本大震災の後は。こんなことからも時代の移り変わりを感じます。電力株では利益が出ました。その後もちょくちょくいいなと思った会社の株を買いました。時代が良かったからだとは思うのですが、利益も出ました。このときは別に意識していなかったのですが、知らず知らずのうちに心掛けていたことがありました。それは「お勧めの株を鵜呑みにして買わないこと」「少額で買える株を買うこと」「損切りをできるだけしないこと」。ネット証券がなかったので対面の大手証券会社を利用していたのですが、大手証券会社にとっては私のような投資家は相手にするような価値がなかったのでしょう。営業を掛けられることもありませんでした。電話で注文を事務的に受け付けてくれただけです。雑誌でお勧めの銘柄を見たりはしましたが、そのときいいなと思った銘柄でも必ず自分で調べました。会社四季報などを見ました。当然ですが、株は借金をして買うものではなく、すぐに使う予定があるお金で買うものでもありません。自分がこれぐらいならまあ出せると思った金額で買える銘柄を探しました。当時は単元株がほぼ1000株だったのでなかなか買える株を探すのに苦労はしました。あと、買って少しして買値より下がっていると思って焦って売るなどということはしませんでした。これは賛否両論あるとは思うのですが、すぐ使うお金でもないので所謂「塩漬け」していました。このように20代の頃から株式投資に対するスタンスはそれなりに自分ではあったように思うのですが、これはまだほんの入り口です。次回に続きます。

投資詐欺にご用心

最近、高齢者が投資詐欺に遭うというニュースをよく目にします。有名人の広告に騙されるのだそうです。フェイスブックに流れてきた広告はある著名人ががんになり私はこれで助かりましたのような文言で金融商品を紹介していたように思います。確かにその人はがんを公表していたのでへえと思いました。そしてすぐにまたフェイスブックに違う著名人の名前で広告が流れてきました。その著名人もがんになり‥とあります。しかし、私の記憶が確かであればその著名人ががんになったとは聞いたことがありません。よくよくその広告の文言を見てみると先程の著名人の文章と全く同じでした。インスタグラムで見るのはハッシュタグを使った詐欺です。私にはある推しがいるのですがその人の名前にハッシュタグが付いています。私としてはファンが上げたインスタだと思って見るのですが、レシートが写っていてそのレシートの金額が何百万円となっています。そして私もこれだけのものが買える身分になりましたのようなことが書いてあります。ハッキリ言って私の推しは何の関係もありません。ハッシュタグを付けることでファンに見させようとしている詐欺ですね。人間の心理として有名人や著名人に心惹かれるのは仕方ないことだとは思うのですが、気を付けておきたいのは① 本当にその著名人が出している広告なのかしっかり調べる② 有名人や著名人が宣伝していても投資に絶対はないこれらのことを肝に銘じておくことです。くれぐれも投資詐欺にはご用心下さい。特に今年は新NISAも始まっているのであの手この手で詐欺が発生すると思います。特に高齢者の親御さんには気を付けるように言ってあげて下さいね。

順番を間違わないこと

2024年の目玉は「新NISA」のようです。テレビでも特集が組まれていたり、楽天証券は口座数が数倍になっているという報道も見ました。「新NISA」も「iDeCo」ももちろん利用されるのは良いと思います。しかし、その前に貯金をある程度持っていますか?例えば、貯金がほとんどない状態で「新NISA」や「iDeCo」を始めるのは賛成できません。「新NISA」は当然のことながら投資をするための口座です。投資は今日やって数日後に結果が出るというものではありません。資産を増やしていくためにはむしろ長い期間を想定しなければなりません。貯金が全くない人が「新NISA」を始めて数ヶ月後お金が必要になったとしたらどうでしょうか?そのとき「新NISA」で買っていた商品が元本割れでもしていたら目も当てられません。投資ですから儲かることもあれば損をすることもあります。「iDeCo」も同じです。貯金がないまま「iDeCo」を始めて突然お金が必要になっても「iDeCo」は60歳まで原則解約できませんし、拠出を止めることもできません。このように考えるとまずはとにかく100万円以上の貯金を作ること。できれば200万円から300万円ぐらいは持っていたいですね。すぐに使えるお金があるのは精神衛生上も大きいはずです。

新NISA口座を開設するときまず考えたいこと

投資に関しての2024年の大きな話題と言えば「新NISA」が始まることです。非課税投資枠の拡充、非課税保有期間の無期限化などかなり太っ腹な設計になっています。これは国が是非、投資にも目を向けて下さいねというメッセージだと思うのですが、初めてNISAを利用しようと思う方にまず考えていただきたいことをお知らせします。何をいくら買えばいいのかを考える前に「どの金融機関に口座を開くのか」これが重要です。最初は投資信託の積立から始めて、ゆくゆくは株なども買ってみたいと思うのであれば、銀行ではなく証券会社に口座を開設しないと株が買えません。馴染みのある銀行だからと新NISA口座を開設してみたけど、買いたいと思う投資信託がなかったなどは口座を開設する前に必ず確認しておきましょう。口座を変更することは可能ですが、手続きに結構手間がかかります。ネットに慣れているのならネット証券が有力な選択肢になります。当然、株も買えますし、投資信託も種類が豊富です。ネット証券と言っても何社かあります。選ぶポイントとしては1度HPを見てみる。可能であれば2社か3社で実際課税口座を開設してみられるのもよいかもしれません。操作がしやすいか、わからないことがあったときケアしてもらえるのかなどサービスの質やご自分との相性なども確認しておくとよいでしょう。せっかく新NISA口座を開設したのに実際その証券会社のサービスが使いにくいため開設してそのままほったらかしという状態にならないようにまずは「どの金融機関に口座を開くのか」をよく考えてから新NISAを利用して下さい。新NISAについて書いています。ご覧下さい。新NISAの概略新NISAの概略②