働く女性を応援!関西の社労士・FP@中村真里子

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顔が見える投資③

割安かどうかを見るもう1つの指標

前回は「PER」について説明しました。「PER」と並んでよく使われるもう1つの指標が「PBR」です。「PBR」は株価純資産倍率といいます。株価が1株純資産の何倍かを見る指標です。こう書いてもなんのことかよくわからないと思いますが、例えば■ A社は会社を解散することにしました。■ A社には100万円の資産があります。   資産とは現金や預金、有価証券、土地や建物などをいいます。■ A社には銀行からの借入金が50万円あります。■ A社の純資産は100万円 - 50万円 = 50万円 となります。■ A社には株主が100人います。   そうすると1人の株主の純資産は5000円ということになります。つまり、A社が解散すれば株主は5000円もらえるのですが、A社の株価が今、5000円より安いのであれば、今の株価は安いと見なすことができます。今現在、A社の株価が4000円だとすると、A社のPBRは0.8倍(4000円 ÷ 5000円)となるので、今の株価は割安となります。A社の株価が5000円であればPBRは1倍ということになり、この1倍を「解散価値」ということもあります。従って「PBR」は1倍より高いか安いかで今の株価が割高か割安かを見る指標といえます。ただ、気をつけたいのは資産の価値は変動することがあるということです。土地などの値段は変動しますし、有価証券もそうです。前回の「PER」でも書きましたが、「PBR」だけで判断するのはやはり危険なのです。 

株だって普通の買物と同じ

株式投資の注文には2通りの方法があります。「成行」と「指値」です。「成行」とはいくらでもよいから買ってほしい、売ってほしいという注文のやり方です。一方、「指値」というのは○○円以下になれば買う、○○円以上になれば売るという方法です。「成行」の場合はまず確実に売買は成立します。価格優先の法則というのがあって、「指値」注文より「成行」注文の方が優先されます。だから、とにかく買いたい、売りたいと思えば「成行」注文なら確実なわけです。「指値」注文は絶対売買が成立するかと言えばそうではありません。”○○円以下なら買う””という注文を出していても、そこまで値段が下がらなければ買えないということになります。私はこれまで「成行」注文はしたことがありません。価格制限というものがあるので、10,000円で買えると思っていたら100,000円になってしまったという極端なことはありませんが、やはり「成行」注文はいくらの値がつくかわからないので怖さがあります。普通に買物するときのことを考えると、買う前に値段がわからない、決まっていないというのはあり得ないと思いませんか?株だっておんなじです。「売り」の場合は、何か悪いニュースが出て早く売りたいときは「成行」でも構わないと思いますが、「買い」は極力「指値」注文で買いましょう。

家計簿よりめんどくさい‥

家計簿はなかなか続かない人が多いです。めんどくさいからというのもあるでしょう。家計簿なんかつけても仕方がないという意見もありますが、家計がカツカツ、赤字が続いている、貯金ができない‥というのであれば、やはり家計簿は有効な手段です(あくまで手段です)。しかし、それでも家計簿は続けられないという人に対しての提案として、■ 銀行口座、証券口座をいくつも持っていないか。■ クレジットカードを何枚も持っていないか。■ 保険にいくつも加入していないか。確認してみて下さい(ついでにポイントカードも)。銀行口座はいくつが適正か?というのは、それぞれの家庭の事情もあるので一概には言えませんが、今、思い浮かべてすべてが浮かびますか?そしてその口座は何のために持っているのかをきちんと言えますか?銀行口座はペイオフのこともあるので、1千万円以上貯金がある人はいくつか口座を持たないと困りますが、それ以下の貯金であればそんなにいくつも必要ありませんね。証券口座の場合は1つで十分だと思います。特定口座なら確定申告もしなくて済みます。クレジットカードも何枚も持つ必要はありますか?私は最近、1枚解約しましたよ(自営なので今度作るのは大変かもしれないと少し悩みましたが)。家計簿がめんどくさい人がいくつもの銀行口座、クレジットカードなど管理できるとは考えにくいです。まずはこのあたりから整理してみればお金の流れがはっきりします。年内のうちにさっぱりと!

主婦の働き方改革

前回はパートの主婦の人がiDeCoに加入することによって103万円の壁がクリアできると書きましたが‥。これはあくまで、絶対に夫の扶養でいたいという方へ向けてのメッセージと捉えて下さい。現在「壁」と言われるものには■103万円の壁 所得税の配偶者控除がなくなる壁です。■106万円の壁 501人以上の職場であれば、社会保険に加入することに なるという壁です。■130万円の壁 社会保険の壁。 社会保険に加入することになる壁です。103万円の壁は150万円の壁に変更になりますが、社会保険料の負担をしないといけなくなります。住民税は市町村によりますが、これは所得税よりも多少低い壁となるのでそう考えると「住民税」「所得税」「社会保険料」とそれぞれの壁があることになります。しかし、これはあくまで負担の部分の話です。社会保険料に関して言えば、健康保険料を自身が払うことにより、給付(出産手当金や傷病手当金)がありますし、厚生年金保険料を払うことにより年金は増えます。負担と給付の比較、そして夫の配偶者手当などを加味して考えてみられることをおススメします。ただ、いろんな壁を気にしながら働くのであれば、むしろ”稼げるだけ稼ぐ”という考え方にシフトするのも1つの方法です。企業は今、人手不足で悩んでいます。こういうときはチャンスです。壁を気にして時間を調整ほしいという人より、どんどん働きますと言ってくれる人の方が企業から重宝されることは間違いありません。

iDeCoはパート主婦の味方?