社会保険の壁のメリットについて

2016年の10月から501人以上の企業で、社会保険の適用が拡大になりました。

その詳細についてはこちらをご覧下さい。

https://fp-mariko.amebaownd.com/posts/1170407


今回はメリットを何点か書きます。

ここでいう社会保険は「年金」と「健康保険」です。

まず、年金ですが、

これは第3号被保険者(つまり国民年金)より老後の年金が増えます。

障害年金も国民年金は1級と2級しかありませんが、

厚生年金は1級、2級、3級とあり、障害手当金という一時金もあります。


健康保険には「出産手当金」と「傷病手当金」があります。

直近1年の標準報酬月額の平均を30日で割ってその2/3の額が1日につき受給できます。


これまで「第3号被保険者」だった主婦の方は、保険料の負担が増えますが

(これがいわゆる106万円の壁と呼ばれるものです)、

自営業者の主婦の方であれば、家計の年金保険料と健康保険料が安くなる可能性が

大です(収入によります)。

子どもがいれば、子どもを妻の扶養にすることもできます。


社会保険料を払うことで、手取り額は減りますが、一方、給付は増えます。

特に自営業者の主婦の方は家族全体の保険料と比較することが大事となります。





社会保険労務士・FP 中村真里子事務所

兵庫県宝塚市在住の社会保険労務士・ファイナンシャルプランナーのサイトです。