会計に関する本を読んでいたら興味深い話がありました。
株式の配当の話なのですが、私は配当をわりと重視して銘柄を考えることが
多いです。
だから配当利回りは気になりますし、今などは銀行預金と比較にならないほど
配当がよい企業が多くあります。
配当には中間配当と期末配当があります。
全く配当がないものは無配と呼ばれます。
配当の金額は一般的には株主が決めますが、中間配当は経営者の取締役会で決まります。
例えば取締役会で中間配当を50円とした後に、その企業の業績が急降下してしまったと
します。
そうなると期末配当を0にしなくてはならない場合があります。
中間配当は50円だったのに、期末配当は0ということになると、経営者は先の見通しを
誤ったと株主に文句を言われます。
このように、もしもその年度の後半の業績が悪くなりそうだなと予測できるような
場合は、中間配当はやめてしまうということがあるそうです。
会社四季報や会社情報を眺めていると、中間が0で期末が○○円の配当という企業は
結構あります。
当然、株主としては中間配当も期末配当もあった方がよいのですが、
中間配当が0という企業は、後半は厳しい‥という読みをしているのかもしれません。
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