仕訳の簡単なパターンを知る⑩

これまで10回に亘って仕訳について書いてきました。

今回で10回目となりますのでキリのいいところで

ひとまず最終回とします。


経理を担当したり、簿記の資格を取ったりする以外には

仕訳に馴染みがないというのが普通です。

ただ、もしも個人で起業するとかであれば仕訳の知識があった方が

いいのではないかと思っています。


私は元々20代の頃に転職したいがために簿記の資格を取りたいと

考えました。

当時は実務では仕訳などやったことがなくて

テキストの仕訳を丸覚えするという勉強法でした。

これでも簿記検定なら通用します。

検定試験ってパターンを覚えれば大丈夫だからです。


時は流れて経理を担当することになりました。

小さな企業ですので経理担当者は自分だけ。

前任者の仕訳を見ながら見よう見まねで仕訳伝票を切っていました。


そして段々と実務をやっているうちに仕訳の意味がわかるようになり

面白いなと感じるようになりました。


しかし、実は最近あることがありました。

ある仕訳伝票を見た私はこの2本の仕訳は借方と貸方が反対

なのではないかと思い、この仕訳を切った人に

「この仕訳はこういう意味ではないですか?だったら左右が反対では?」

と聞いてみました。

そのときの回答が衝撃

「よくわからないんですけど‥」。

どういう意味?と目が点になりました。

多分以前の伝票を見て切ったのだと思うのですが

意味がわからず仕訳をしていたということのようでした。


うーん、仕訳には意味があるんだけどなと思い残念に思ったのです。

機械的に仕訳をするのではなく意味がわかれば基本の仕訳さえ

知っていればいくらでも応用が効くようにもなります。

是非、仕訳の意味を知っていただいてお仕事に役立てて

いただければと思います。

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社会保険労務士・FP 中村真里子事務所

兵庫県宝塚市在住の社会保険労務士・ファイナンシャルプランナーのサイトです。