時期と目的

お金を貯める際には目的を持てばよいとよく言われます

(ただ、私は一概にはそうとは思わないのですが)。

人生の3大お金がかかる要素は「住宅資金」「教育資金」「老後資金」です。

では、これらを目的に合わせて貯めることを考えるとしますと、

「教育資金」は「時期」があらかじめわかっています。

子どもの年齢を考え、例えば大学資金を貯めることを思えば子どもが18歳になるまでの

年数を計算して貯めていくことができます。

ただ、教育資金の場合は子どもが何歳という時期が決まっているので確実にその時期に

使えるお金を貯めておかないといけないわけです。

「住宅資金」は何年後に家を買うという目的を持つとその時期までにお金を貯めればよい

ことになります。

ただ、教育資金と違って住宅資金の場合は、時期に必ずしもこだわる必要がないことです。

目標としていた額が貯まっていなければ、その額が貯まるまで家を買う時期を延ばすという

選択もできます。

「老後資金」の場合、一概に老後と言っても何歳ぐらいを想像されるでしょうか?

会社の定年後を老後と考えるのなら、これまでは60歳だったのがこれから先は65歳となり、

その先はもっと延びるということもあり得ます。

反対に体力の続く限りは仕事をする、その目処もある方なら老後はもっと遅くなると

いうことになります。

ただ、老後はいつということは人それぞれですが、必ずやってくるものです。

教育資金の場合は子どもが進学をしないという場合もありますし、住宅資金の場合は結局

家を買わないという選択もあります。

しかし老後だけは必ずやってきます(早くに亡くなる場合もありますが)。

このようにそれぞれの目的と時期を1度考えてみられるのはどうでしょうか。

社会保険労務士・FP 中村真里子事務所

兵庫県宝塚市在住の社会保険労務士・ファイナンシャルプランナーのサイトです。