前回の続きです。
10,000円の売上を計上したのに、
普通預金に入金されたのは9,890円。
これって相手が間違えているのでは‥?
いえ、これは振込手数料を引かれているからです。
つまり仕訳としては
普通預金 9,890円 売掛金 10,000円
支払手数料 110円
こういう仕訳になります。
これで左右がバランスしました。
例えば自分が請求する側として振込手数料を差し引かれては困ると
思うのであれば、契約の際に振込手数料は負担してほしいと伝えるか、
請求書にその旨を書いておけばよいです。
さて、前回の仕訳をもう1度見てほしいのですが、
売上を計上した際には
売掛金 10,000 売上 10,000
という仕訳をしました。
入金の際には
普通預金 9,890円 売掛金 10,000
支払手数料 110円
という仕訳になるので
これを上の仕訳と合体してみると
普通預金 9,890円 売上 10,000
支払手数料 110円
となり「売掛金」が消えます。
つまり意味としては10,000円の売上があって手数料110円が引かれたため
入金は9,890円だったということです。
このように仕訳には必ず意味があります。
簿記の勉強では意味というよりは機械的に仕訳をしないといけないので
面白くないのかなーと思ったりもします。
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