誰が「コスト」を負担しているの?

今日のNHKのあさイチで「クレジットカードのリボ払い」の話題が出ていました。

5月のセミナー「お金の常識を知ろう!~生活の知恵を磨くために~」で

リボ払いのお話をしたところだったので、なんとタイムリーなと思って観ていました。

クレジットカードを使用する場合、普通は一括払いで支払いをします。

例えば1万円の買物をした場合、口座から引き落とされるのは1万円です。

これ、当たりまえのことだと思っていますが、よくよく考えてみると、

では、カード会社は一体なんのために存在しているのでしょうか?

カード会社は当然ボランティアではありませんので、収入を得なければなりません。

これはお店がカード会社に「手数料」を支払っているのです。

消費者   買物した金額   1万円

カード会社の手数料が300円だとすると

お店に入る実際の金額は9700円ということになります。

では、リボ払いの場合はというと、消費者がカード会社に手数料を払うということに

なります。

リボ払いというのは毎月一定の金額を支払う支払い方なので

10万円の買物をして毎月1万円ずつ払う契約の場合、1万円+手数料となります。

この手数料の部分はお店ではなく、消費者つまり私たちが負担するということです。

そう考えると、リボ払いは圧倒的に損な支払い方だということがおわかりだと思います。

リボ払いの恐ろしさは毎月一定額しか払わなくてよいことで、一体今いくら残高があるのか

などが曖昧になってしまうところにあります。

最近はリボ払い専用のカードもあり、そのことを加入する際に知らなかったばかりに

延々と手数料を払うという悲劇もあるようです。

必ず、利用明細はしっかりチェックしておきましょう。


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社会保険労務士・FP 中村真里子事務所

兵庫県宝塚市在住の社会保険労務士・ファイナンシャルプランナーのサイトです。