保険料の払い方

医療保険やがん保険などのパンフレットを見ると、

保険料が掲載されています。

例えば終身の保険に入るとして、

問題は何歳で払済にするかということです。

トータルで考えると当然、「終身払」よりも「60歳払済」が安くなります。

だったら早く保険料の払い込みを終わらせようと60歳払済にする方も

多いかと思いますが、これはどうでしょうか?

私は保険は掛け捨ての保険に最低限加入しておいて、貯金が貯まれば

保険は解約しても構わないと思っています。

但し、これはそれぞれの事情や貯金の額、職業、家族構成などにもよりますので

ケースバイケースです。

あるがん保険の例ですが、40歳の女性が加入するとして、

60歳払済だと月額4820円、終身払だと2750円と2000円以上の差があります。

50歳で加入するとして、終身払だと3510円で済むのに、60歳払済だと9680円と

2.5倍以上の差になります。

何度も書きますが、トータルで考えると当然60歳払済の方が安くなります。

しかし、貯金が結構できて保険が必要ないとなった場合に解約してもよいと

考えているのなら、月々の保険料を安くしておくことで貯金が殖やせると

考えることもできます。

他にも、今より良い、お得な保険が発売される可能性もありますので、

良い保険に乗り換えることも考えられます

あくまで掛け捨ての保険の場合です。貯蓄型保険は安易に乗り換えてはダメです)。

このように支払方法を少し考えるだけでも家計の改善につながる場合もあります。


社会保険労務士・FP 中村真里子事務所

兵庫県宝塚市在住の社会保険労務士・ファイナンシャルプランナーのサイトです。