トータルだけでなく今の状況も見る

前回の記事では分割払いの際には毎月の金額とトータルでいくら払うかが

重要ということを述べました。

最近、住宅ローンはマイナス金利の影響もあり、借り換えが盛んに話題に

なっています。

これは積極的に考えるべきです。

但し、借り換えに伴う諸費用を払ってでも得なのかどうかを考えることが

必要となります。

住宅ローンの場合は「繰り上げ返済」もよく話題になります。

「繰り上げ返済」には「期間短縮型」と「返済額軽減型」があります。

総返済額で考えるなら「期間短縮型」がお得になります。

だからと言って必ずしも「期間短縮型」を選ぶことが、今現在の家計にとって

いいことなのかどうなのかを考えてみましょう。

トータル(総返済額)で考えるなら「期間短縮型」にしたいところですが、

今現在の家計が貯金ができない状況なのであれば、トータルでという考えは

少し置いておいて、現在の返済額が少なくなる「軽減型」を選んで、しばらくは

貯金ができる家計にすることを優先すべきです。

住宅ローンを早く返したいということばかりに目が行っていると、現在の家計の

盲点に気づかない恐れがあります。

気をつけましょう。

社会保険労務士・FP 中村真里子事務所

兵庫県宝塚市在住の社会保険労務士・ファイナンシャルプランナーのサイトです。