タイトルに対しての私の答えはYESです。
実際私の場合は200万円はかかっています。
これは治療費のみで健康保険の高額療養費も利用した上でのことです。
しかし、がんと一口で言っても様々です。
がんを語るうえで難しいと思うのは同じがんであっても、
ステージやがんの型、治療方法、時代、考え方によって全く違うことがあるからです。
私は1度同じがんの人とお会いしてお話したことがありますが、
同じ抗がん剤だったのにも関わらずその人はすごい副作用でしたが、
私はほとんど副作用がなかったということもありました。
入院中も同じがんの人が同部屋にいたのですが、その人はがんと宣告されてから
10年間治療を全くせず、食事療法でがんばっておられたそうです。
このように同じがんであっても本人がどういう対処法を望むのか、
そして治療でも体質によって全く効果が違うこともわかります。
私が使っていたある抗がん剤は数年前までは健康保険の適用外のものでした。
もしも私のがんがその頃に発覚していたら、私はその抗がん剤は断念していたでしょう。
このように考えてくると、がんはほんとに人それぞれであり、お金はかけようと思えば
いくらでもかけられますが、それも最終的に判断できるのは自分ということに
なるのではないかと思います。
がんはお金がかかります。健康保険の高額療養費があるから大丈夫といっても、
それもそのときの家計の状況にもよります。
しかし、だからがん保険をと勧めているわけではないです(念のため)。
漠然とでもよいのでがんになったらどの程度まで治療をするか、どういう暮らしを
したいのかを考えておかれるとよいと思います。
家族で話し合っておかれることも大事です。
私の場合、再発や転移と言われたらもう治療はしないと考えています。
ただ、そのときがきたら考えは変わるかもしれません。それは運命に任せようと
思っています。
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