がんにかかるお金とその他諸々の話

NHKのあさイチで「がんにかかるお金」ついて放送していました。

2010年にがんを告知された私は、当時本当に途方に暮れていました。

身近な人にがん経験者もいなかったこともあり、

がんは全く未知の世界。

今も完治したというわけではなく、3ヶ月に1度は通院して検査をしています。


今、告知されて悩んでいる人、参考として知っておきたいと思っている人に

当時から今まで私が感じたことなどを振り返りながら書いてみたいと思います。


■ 治療が決まったら健康保険の「限度額適用認定証」を健保組合、もしくは

   協会けんぽに申請しましょう。治療費を立替しないで済み、

   後日請求する手間が省けます。


■ 組合健保の人は付加給付がないか確認しましょう。

     かなり治療費が助かるケースがあります。


■ がん保険に加入するのならシンプルなものに。

   診断一時金がもらえるものに加入するのがベスト。

   治療方法によって給付金が出るものは最悪もらえない場合もあります。


■ 国民健康保険の人は長く治療が続くようであれば市役所に相談に

   行ってみましょう。保険料を減免してもらえることもあります。


■  主治医との相性は大切。私は告知された医師とどうも相性が悪いと感じたので

  病院を変えました。

  そして主治医には自分の事情を包み隠さず伝える方がよいです。

  例えば治療費に不安があるとか、抗がん剤の副作用もこういうのは絶対困るとか。

  私の場合、脱毛も吐き気も困りますとはっきり言いました。

  すべてが叶うとは限りませんが、少しでも患者の要望を聞いてくれる医師を

  探したいものです。


■  そんなに親しくない人から民間療法などの情報をもらうことがありますが、

  気持ちだけありがたくもらうのがよいと思います。

  たまに心ない言葉を投げかけてくる人もいましたが気にしないことです。


■  体がそこまでしんどくないのであれば、仕事は続けてほしいと思います。

  あさイチでも医師が言われていましたが、治療に専念するというのも

  意外にしんどいものです。がんのことばかり考えて暮らすのもツライです。

 

社会保険労務士・FP 中村真里子事務所

兵庫県宝塚市在住の社会保険労務士・ファイナンシャルプランナーのサイトです。