介護離職を防ぐために

両親の介護に直面して1年半が経ちました。

大変‥というのが正直なところ。

私なんかまだまだ甘いのでしょうが。


改めて感じたのは”とにかく時間が取られる”ということです。

両親ともに軽い認知症なので、お金の管理など管理することが

できません。

週に1回(以前は週2回だった)実家に戻り、薬をセットして

お金を渡す。

お金の管理は私がしているので、他の支払いも私がします。


月に1度はケアマネさんとの面談。

私にはきょうだいがいないため、1人で両親を見ることになります。

1人親戚で助けてくれる人がいるのですが、

大事なことは私が決めないといけません。

交通の便が悪いところに実家があるので行くだけで時間が取られます。


今年の春、私が入院したこともあって、

この先私もどこまで体力が持つのが不安なこともあって、

ケアマネさんにいろいろ聞いてみました。

月に1度(以前は月2回)病院に連れていくのですが、

それを代わりにやってもらうことは可能か?

そしてお金を預かってもらって両親に渡してもらうことはできるか?

どれもNO。

介護保険では限界があるようです。


ただ、私の場合、会社員ではないので比較的時間もやりくりできますが、

これが会社員だったらこんなに時間を割くことはできなかったと思います。


介護休暇は法律的にはありますが、

これも中小企業の会社員であれば、

実質ちゃんと取れるのか?という気がします。

大企業ならそうでもないのでしょうが。


介護離職は後々、子の老後にも響いてきます。

もっと介護制度を使いやすいように整備して子の時間を取られないように

してもらいたい。

介護費用の問題も切実ですが、子の時間を取ってしまうということにも

思い至ってほしいのです。

社会保険労務士・FP 中村真里子事務所

兵庫県宝塚市在住の社会保険労務士・ファイナンシャルプランナーのサイトです。