個人事業で人を雇用するとき

会社組織ではなく、個人事業の場合でも人を雇わなければならないときも

あると思います。

商売繁盛で喜ばしいことですが、やはり人を雇用するということは

責任が生じます。


まず「労働保険」に加入する必要があります。

「労働保険」とは仕事中や通勤途中での事故に対しての保険です。

もう1つ「雇用保険」があります。

これは労働者が失業したときに手当がもらえるものです。


「雇用保険」の方は、労働者の雇用見込みの期間や1週間の所定労働時間に

よっては加入の必要はないかもしれませんが、

「労災保険」は人を1人でも雇えば必ず加入しないといけません。


他には「社会保険」(健康保険と厚生年金)がありますが、

これは法人でない場合、従業員が5人未満であれば加入の義務はありません。


他にも給料から税金を源泉徴収して納めなければならないという義務も

発生します。


個人事業だからといって、人を雇用しても何もしなくてもよいということには

なりません。

軽く考えている方もいらっしゃるので書いてみました。



社会保険労務士・FP 中村真里子事務所

兵庫県宝塚市在住の社会保険労務士・ファイナンシャルプランナーのサイトです。