誰がリスクを取っているの?

銀行預金の利息と投資信託の分配金は全く違うものです。

しかし、普通はこれらは同じものとして捉えられていることが

多いです。


銀行は皆さんから預かった預金を貸付などに回して利ザヤを稼ぎます。

もしも貸し付けた先が倒産しても、それはあくまでも銀行の責任であり、

お客には初めから約束していた利息を払う必要があります。


一方、投資信託は運用会社は運用を委託はされていますが、

リスクはあくまで投資家本人、つまりお客の側が取っています。

運用が失敗したら、分配金が減額になることもあります。


でも毎月分配型の投資信託を持っているけど、

毎月きちんと同じ金額の分配金をもらえている‥と思う人も

いるかもしれません。

この場合は「特別分配金」とも「元本払戻金」とも呼ばれる

元本からの分配金の可能性もあります。

つまり分配金の取り崩しです。


投資信託のリスクは投資家が負っているのです。

銀行が投資信託を売りたくなる理由は、手数料を稼げるということも

ありますが、リスクを負いたくないからだということも

あるかもしれませんね。


社会保険労務士・FP 中村真里子事務所

兵庫県宝塚市在住の社会保険労務士・ファイナンシャルプランナーのサイトです。