配当利回りだけでは危険

株式投資は売買益(キャピタルゲイン)だけではなく、

配当金(インカムゲイン)という楽しみがあります。


配当利回りで言えば、3%ぐらいのものであれば結構あります。

4%や5%のものもあります。

だったら、そういうのを買ってみよう‥というのはありなんですが、

あくまで配当利回りは買値との比較なので、

買値が安くなれば配当利回りは上がるということになります。


配当金が同じ1000円でも株価が5万円か10万円かで配当利回りは

変わってきます。

株価が下がり出したら配当利回りは上がることになるのですが、

株価が下がるということはその企業の業績が悪くなるのかもしれないと

考えることもできます。


会社四季報には「1株利益」と「1株配当金」が【業績欄】に並んで

掲載されていますが、

「1株利益」で「1株配当金」が支払えるのかということも

チェックしておきましょう。

「1株利益」<「1株配当金」ということであれば、

利益から配当金は支払えないということになり、

それは利益剰余金を取り崩していることなので

好ましくありません。


高配当株だからというだけで飛びつかないように

注意して下さいね。

社会保険労務士・FP 中村真里子事務所

兵庫県宝塚市在住の社会保険労務士・ファイナンシャルプランナーのサイトです。