自分のリスクを書き出してみる

前回の記事でまずは半年分から1年分の貯金を作りましょうと書きました。

これは一応の目安と考えて下さい。

家庭の状況、家族構成、職業などで変わってきます。


例えば、独身でひとり暮らしの人であれば半年分では厳しいかもしれません。

ただ、会社員で雇用保険(いわゆる失業保険)に加入している人であれば、

半年分でも大丈夫かもしれませんが、雇用保険の場合、自己都合で退職したので

あれば2ヶ月から3ヶ月は給付制限といって支給されませんので、

つまりこの期間は無収入になってしまうことになります。


結婚していても住宅ローンを支払っている場合、この場合も半年分では

厳しいかもしれません。

配偶者がいるので生活的には安定しているかもしれませんが、

2人分の収入で家計をやりくりしているのであれば、

1人分の収入がなくなるということはかなり家計がきつくなるという覚悟は必要です。


会社員ではなく自営業の人、雇用保険に入っていないパートやアルバイトの人は

やはり1年分ぐらいの貯金を持っておくのが安心です。

反対に言うと次の仕事を確実に決めてから今の仕事を辞めるということに

していればもう少し少ない貯金でもよいのかもしれません。


このようにどれぐらいの貯金を最低限持っていなければならないのかというのは

千差万別です。

独身で家賃を支払っていて次の就職は決まっておらず、退職金もない‥など

現在のご自分の状況がどんな感じなのかを書き出してみればどういうリスクがあり、

それであればこれぐらいの貯金を持っておかないとヤバいと知っておくといいでしょう。

その額を目標にしてあとはお金を貯めるのみです。

社会保険労務士・FP 中村真里子事務所

兵庫県宝塚市在住の社会保険労務士・ファイナンシャルプランナーのサイトです。