介護には時間が取られる

私事ですが、父が3月に救急搬送されそのまま入院となりました。

誤嚥性肺炎という診断だったのですが、その後も肺炎を繰り返したりで

とうとう食事も全介助、歩くこともできなくなりました。


父が入院した病院は急性期病院なので2ヶ月を限度に退院しなければ

ならないとのこと。

一旦は特養に入れようと話を進めていましたが、

主治医の見解により今の状況で施設に入るのは無理ということになり、

療養型病院を探すことになりました。


ケースワーカーさんにいくつか候補を出してもらって1つのところに決め、

面談に行って来ました。

とにかくいろいろ話をされ、書類を多数書かされました。

ベッドが空き次第ということだったのですが、結局ベッドが空かず、

入院している病院の退院の期日が来てしまったため、

また別の病院を探してもらい面談に行って来ました。

また、ここでも現在の状況、今後どうするかなどの話をし、

書類を何枚も書きました。


私の場合、両親が家に暮らしているときは1週間に1回行って、

食料を買ってお金を渡していました。

月に1度はいとこにお願いしていましたが、基本ワンオペ介護なので

ここ数ヶ月はしょっちゅう病院に呼び出されかなり時間を取られています。


毎回、毎回書類を何枚も書かされることにも閉口しているのですが、

入院代の支払いも振り込みはダメで病院に月初の期間に払いに来てくれ

と言われています。

何故、振り込みではダメなのか。

不思議です。


他にもパジャマなどのリース代などは業者に振り込まなくてはならず、

こんなことでも時間を取られます

加えて母の様子も見に行かないといけないのでなかなか時間のやりくりが

大変です。


介護にお金がかかるということも実感としてわかってきましたが、

それよりも時間が取られることに疲れを感じます。

例えばこんなものを買って来てくださいなどの電話もかかってきますし。

せめて書類などはもっと簡素化できないものでしょうか。

タブレットでサインをするだけでよいとか。


私の場合、きょうだいがいないので私がやるしかないわけですが、

きょうだいがいる方が親の介護に直面した場合、必ず協力体制を敷くことを

お勧めします。

間違っても自分ひとりで親の面倒を見るなど思わないことです。


今は昔ほど介護保険を使うことに抵抗がなくなっていると思いますが、

受けられるサービスはできるだけ受けましょう。

そしてとにかく息を抜くことも大切です。

介護は子育てのように何年経ったら終わると見極められるものではありませんが、

いつかは終わりがきます。

そのときに後悔がないように息を抜けるところは抜いて助けてもらいましょう。


親との残り少ない時間を有意義に過ごしたいし、過ごしてほしいと思います。

社会保険労務士・FP 中村真里子事務所

兵庫県宝塚市在住の社会保険労務士・ファイナンシャルプランナーのサイトです。