企業の経理と家計では同じお金を扱うのでも違うことがあります。
大きな違いは企業は借金をしながら業績を伸ばしていくというのは
ごく当たり前のことですが、
家計では基本借金はNGです。
まあ、借金しても仕方ないのは住宅ローンぐらいでしょうか。
企業の経理も家計も支出を見直す、つまり経費削減というのは
共通しています。
私が20代後半の頃はバブル経済真っ盛りで私が勤めていた会社も
かなり景気がよかったのです。
残業も結構あったりしたのですが、残業後にはいつもかなり豪華な夕食を
食べさせてもらえました。
回っていないお寿司、ふぐなど。
残業食が豪華だったこともあって残業がそんなに苦痛ではありませんでした。
バブルが弾け、世の中で言われ出したのは人員のリストラや経費削減でした。
経費削減は決して悪いことではありません。
しかし、本当のムダを炙り出すというのはなかなか難しいものです。
会社でも、重箱の隅をつつくような経費を削減した方がよいのではないかと
いう人もいました。
私はそれはなんか違うな―と思うのです。
企業は人で成り立っています。
従業員が気持ちよく働けなくなるような経費は削るべきではないと思います。
これは家計でも同じことです。
家計は家族がいて成り立ちます。
話し合いもせずに例えば一律これを削るといっても家族の協力なしには
できません。
家族の意見も聞かず、これは無駄だから削るといっても反発を誘うだけです。
ここが下手な人も多いのではないでしょうか。
ムダを上手に見つけるというのが家計管理の第一歩なのかもしれません。
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