主婦の働き方改革

前回はパートの主婦の人がiDeCoに加入することによって

103万円の壁がクリアできると書きましたが‥。

これはあくまで、絶対に夫の扶養でいたいという方へ向けての

メッセージと捉えて下さい。


現在「壁」と言われるものには

■103万円の壁

 所得税の配偶者控除がなくなる壁です。


■106万円の壁

 501人以上の職場であれば、社会保険に加入することに

 なるという壁です。


■130万円の壁

 社会保険の壁。

 社会保険に加入することになる壁です。


103万円の壁は150万円の壁に変更になりますが、

社会保険料の負担をしないといけなくなります。


住民税は市町村によりますが、これは所得税よりも多少低い壁となるので

そう考えると「住民税」「所得税」「社会保険料」とそれぞれの壁が

あることになります。


しかし、これはあくまで負担の部分の話です。

社会保険料に関して言えば、健康保険料を自身が払うことにより、

給付(出産手当金や傷病手当金)がありますし、

厚生年金保険料を払うことにより年金は増えます。


負担と給付の比較、そして夫の配偶者手当などを加味して考えてみられる

ことをおススメします。

ただ、いろんな壁を気にしながら働くのであれば、

むしろ”稼げるだけ稼ぐ”という考え方にシフトするのも1つの方法です。

企業は今、人手不足で悩んでいます。

こういうときはチャンスです。

壁を気にして時間を調整ほしいという人より、

どんどん働きますと言ってくれる人の方が企業から

重宝されることは間違いありません。


社会保険労務士・FP 中村真里子事務所

兵庫県宝塚市在住の社会保険労務士・ファイナンシャルプランナーのサイトです。