加齢により家計管理ができなくなる

土曜日にFPフェアに参加してきました。

講演が3本あり勉強になりました。


そのうちの1本ですが「加齢による認知機能の低下により資産管理や

運用に与える影響」という講演に興味がありました。


私の父も母も認知症なのですが、

一番顕著に表れたのが「お金の管理ができなくなる」という症状です。

・暗証番号を忘れる

・下ろしたお金がいつの間にかなくなっている

・お札でしか支払いができない

などです。


私の両親には資産はありませんので「資産運用」に関しては

問題はありませんが、日々のお金の出し入れは大変です。

もちろん、電子マネーは使えません。


以前、親しくしていた人の叔母さんが一人暮らしでとにかくお金を使うのが

好きな人でテレビの通販番組を見ては買物をしてしまうということで悩んでいる

という話を聞きました。

私の両親はクレジットカードも持っていませんし、通販番組に電話をして注文することも

できないので心配ありませんが、

ネットを使えない高齢者でも電話を掛けられるのであれば、なんでも買ってしまうという

可能性はありそうです。


例えば、今ご両親が認知症ではないかとか、認知症を早く見つけたいと思うのであれば、

実家に帰られたときに請求書が溜まっていないかとか、やたら小銭を持っているとか、

モノが増えているとかそういうことをチェックされるとよいと思います。

早いうちであれば解決法はいろいろ考えられると思います。

私の場合、あまり両親に関心がなかったため、対応が遅れてしまいました。

反省点です。

特に金融資産を持っているご両親は変な金融商品を買わされていないかなどを

確認しておくことも必要といえます。



社会保険労務士・FP 中村真里子事務所

兵庫県宝塚市在住の社会保険労務士・ファイナンシャルプランナーのサイトです。