会社を利用しよう!

もう35年以上前の話になりますが、

総務に所属していまして従業員の給与明細を毎月見ていました

(計算は他の人がやっていました)。

1年上のある先輩が「社内預金」をしていまして、

その残高が毎月すごい速度で増えていくのが驚きでした。

確か毎月4万円ぐらい預金していて、賞与の時もいくらか預金していたと思います。

あっという間に300万円ぐらいが貯まっていました。


「社内預金」の良いところは給与天引きなので設定さえしてしまえば

自動的に貯まっていくことです。

引き出すときも会社に通知しないといけないのでめんどくさいということと、

あまり頻繁に引き出すのは恥ずかしいという気持ちになったりもするので

歯止めがかかります。

一概に会社といってもいろいろな会社があるのですべての会社に当てはまるとは

限りませんが、もし社内預金の制度があるのであれば利用するのも1つの方法です。


企業型のDC(確定拠出型年金)は会社にありますか。

この制度も上手に利用すると老後資金が貯まりやすくなります。

なんかあるけど、あまり詳しく知らないなどほったらかしている人は

1度きちんと規約を読まれることをお勧めします。


持株会はないでしょうか。

よく給与を貰っている会社の持株会に加入するのはお勧めしないということが

言われます。

もしも会社が倒産した場合、給与も投資もダメになりリスクが大きいというのです。

しかし、これも何も目いっぱい株を買う必要などありません。

毎月数千円でも買っておけば、会社からいくらか補助がある場合もありますので

それだけでもお得です。

買付手数料もかかりませんし。

私も昔、3万円ぐらいの投資額で退職するとき10万円ぐらいになって戻ってきた

ことがあります。


会社員を辞めて10年以上経つのですが、健康保険や厚生年金だけでも

会社員て案外ありがたいものなんだなーと思ったりします。

国民健康保険は保険料が高いですし、国民年金は将来の給付を考えると

不安が多いです。

会社員の皆さんは上手に会社の制度や福利厚生を利用されることをお勧めします。


社会保険労務士・FP 中村真里子事務所

兵庫県宝塚市在住の社会保険労務士・ファイナンシャルプランナーのサイトです。