前回、加齢により家計管理ができなくなるということを書きましたが、
先日のセミナーでのお話によると、家計管理や資産運用の判断のピークは
50代なんだそうです。
60代になると認知機能が低下していくのと同時に自信過剰になる部分が
あるそうです。
この記事を読んで下さっている方で若い世代の方はご両親の加齢とどう向き合うのか、
中年以降の方はご自分のこととして考えていただくとよいかと思います。
60代になると銀行預金も保険も株や投資信託もクレジットカードもとにかく
できるだけまとめるようにすることです。
預金口座をいくつも持つのではなく、1つか2つぐらいにしておく。
クレジットカードも1枚で十分。
株や投資信託の取引口座も1つにしておくなどあまり手を広げ過ぎないことです。
銀行預金も現在のような低金利の状態であれば、定期預金は解約して普通預金に
入れておく方が引き出しやすいということもいえます。
銀行預金であれば、ご自分の管理に不安があるようであれば「代理人カード」を
発行してもらうということも考えます。
これは口座名義人の方と生計を同じくしている家族が銀行にキャッシュカードを
作ってもらうものです。
「代理人カード」も真の解決にはなりませんが、多少の認知症対策にはなります。
ご両親に「代理人カード」のことを話したり、できるだけ資産はまとめておいて
ほしいなどを話しておかれるのはよいかもしれません。
ご自分も高齢になったら「代理人カード」を発行してもらって信頼できる家族に
渡しておくのも1つの方法かと思います。
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