個人型確定拠出年金(iDeCo)が必ずしも最適ではない人②

50代の専業主婦の方はつみたてNISAの選択肢もありますよということを

前回はお伝えしました。


他にも必ずしもiDeCoが最適ではない方として20代で独身の方を

挙げたいと思います。


老後資金をつくるにあたっては当然、時間がある方が有利です。

20代の方と50代の方が同じだけの老後資金をつくろうと思えば、

50代の方は20代の方の何倍もの積立金額が必要です。


しかし、問題は、iDeCoが60歳までは自由にならないお金だということです。

20代の方はまだ、老後資金よりもいろんなイベントがあります。

結婚資金、結婚して子どもができれば子どもの教育費、住宅資金、転職するかも

しれないなど‥。

まずはそれらの事柄にお金を振り分けることが重要です。


れらを優先してその後にiDeCoと考えることはできます。

iDeCoは月5000円の掛金からできますので5000円からでも始めれば

よいとは思います。

ただ、iDeCoは加入時に2777円の手数料がかかりますし、

プラス毎月最低167円の手数料がかかります。

少ない掛金だとそういうコストが気になります。


20代の方だと、給料もそんなに高くない方も多いでしょうから、

掛金の所得控除もあまり魅力的だとは思えないということもあります。

これらも加味して冷静に考えられることをおススメします。

社会保険労務士・FP 中村真里子事務所

兵庫県宝塚市在住の社会保険労務士・ファイナンシャルプランナーのサイトです。