確定拠出年金(iDeCo)の使い方

iDeCoは60歳までお金を引き出すことができません。

それと同時に掛金の拠出も60歳で終了となります

(運用は70歳まで可能)。


ただ、これからの社会を考えていくと、60歳で即仕事を辞め、

老後の人生を‥という流れにならないことは、

定年や年金の受給開始年齢が延びていることからも

想像できます。


昔に比べれば、晩婚の方も多くなりました。

晩婚の方であれば自身が60歳になったとき、子どもはまだ高校生という

可能性も大いにあります。

そうであれば、積み立てておいたiDeCoを「老後資金」としてではなく、

子どもの学費に使うという選択肢もありです。

iDeCoの目的としては、老後資金を積み立てようということなのですが、

何も「使い道」に関して制限があるわけではありません。


これはジュニアNISAについても言えます。

ジュニアNISAは子どもの教育費を念頭に置いているため、

子どもが18歳になるまでお金を引き出すことはできませんが、

例えばお子さんが大学に行かず就職するということになれば、

他の用途に使ってもよいのです。


上手に制度を利用してお金を積み立て、

使い道はその時々で考えればよいということは知っておいて下さいね。

お金に色はついていません。



社会保険労務士・FP 中村真里子事務所

兵庫県宝塚市在住の社会保険労務士・ファイナンシャルプランナーのサイトです。