前回会計力の話を書きましたが、
企業の場合、大事なのはキャッシュが底をつかないようにすることです。
企業は黒字でも倒産します(いわゆる黒字倒産)。
決算書上は利益が出ていても、キャッシュがなければアウトです。
そのために企業にはある程度のキャッシュを持っておくことが
要求されます。
例えば売上の何ヶ月分とかのキャッシュを持っておきましょうとか。
しかし、キャッシュを持つことは大事ですが、過剰に持ちすぎるのも
問題になります。
キャッシュを設備投資などに回して、次の戦略を練っていくことが
大事なのです。
家計は企業以上にキャッシュを持っておくことが必要です。
企業の場合は借り入れも必要。
特に中小企業は無借金で経営することはほとんど無理です。
家計の場合は借り入れは厳禁。
せいぜい、住宅ローン、自動車ローン、教育ローンなどにとどめて
おきましょう。
ただ、だからといってお金を普通預金に入れておくだけでは
この低金利の時代勿体ないことです。
そのために定期預金にしていると言われるかもしれませんが、
定期預金にしても微々たる利息しかつきません。
当分、使わないお金があるのならそれを上手に資産運用していくことが
これからのテーマになると思います。
但し、これは家計を把握しつつ、長い目で見ていくことが必要になります。
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