がんで仕事を辞めるな

私事ですが、2010年にがんを宣告されました。

自分ががんになるなんて考えたこともありませんでした。

がんになればあとは余命を楽しんで好きなことをして生きようと

漠然と思ったことはあります。

これはただの妄想です。

むしろ、がんになって思ったことは、どうやって治療していくのか、

仕事はどうやって続けていくのか、お金は大丈夫なのか‥と、

私の場合はこうでした。


私は自分で稼いで生活をしていかないといけないので、

仕事を辞めて治療に専念するという選択肢はありませんでした。

がんになっても仕事は辞めない、今でもそれは変わりません。


がんに罹患した方の中には、職場に迷惑をかけるから退職しないといけないと

考える方もいらっしゃるかもしれません。

しかし、その前に今一度、自分は本当に仕事を辞めたいのかということを

自身に問い直していただきたいと思います。

治療が始まる前からもう仕事なんて絶対ムリと考えて早まって仕事を

辞めてしまうことだけは避けてほしいのです。


私も最初の病院では、抗がん剤の副作用で仕事は多分できないでしょう。

日常生活もキツイと思いますと言われました。

しかし、実際、抗がん剤治療も始めてみなけれはどんな副作用が出るかは

個人差があります。

もしも、実際副作用が出たらそのときに仕事を続けられるのか考えれば

よいことです。


がんを宣告されてしばらくはパニック状態となり、

冷静な判断ができないかもしれません。

だからこそ、早急に結論を出すことはやめましょう。

医師や信頼できる人に相談するのもひとつの方法です。







社会保険労務士・FP 中村真里子事務所

兵庫県宝塚市在住の社会保険労務士・ファイナンシャルプランナーのサイトです。