家族の介護⑤

現在、母は要支援1で毎日ヘルパーの人に来ていただき、

薬をきちんと飲んでいるかチェックしてもらっています。

父は騙して病院に連れて行き診断を受け、要介護1となり、

先日デイサービスの体験をしてきました。

これから契約する予定です。


2人ともなんとか介護保険のお世話になることになりましたが、

正直ここまででもかなり大変でした。

1つは普段病院に行っていない父を病院に連れていくまでのことです。

とにかく病院に連れて行って診断してもらわないと、

介護保険の申請はできないというのがかなり負担でした。

体の不調であれば、病院に連れて行くのはまだできるのでしょうが、

認知症の場合は本人は自分でなんでもできると思っているので、

普通に病院に行きましょうと言っても聞いてくれません。

できれば、市町村と病院が連携して医師を派遣して診断してくれれば

いいのにと思ってしまいました。


事務手続きを初め、時間を取られることが多いのも負担でした。

両親2人の申請のため、それぞれを病院に連れて行ったり、

市役所に介護保険の申請書類をもらいに行き、提出。

認定調査に立ち会い、ケアマネージャーとの面談、契約‥などなど。

母が転院した先の病院を退院してからもかかりつけ医としたかったのですが、

③で書いたように、その病院の対応があまりにもひどかったので、

かかりつけ医を探すのにも時間を取られました。

いとこが1人助けてくれてそれによってかなり精神的にも助かった部分が

ありました。

しかし、2人とも認知症ですので、暴言を吐くこともあり、1度いとこに

もう耐えられないと言われ、ほんとに申し訳なく思いました。

私も正直、ほんとに何度もなんでこれだけやっているのに、こんなことを

言われないといけないのだろうと思うことも度々です。


周囲にもいろいろ言われます。

親戚や医師などに。

それぞれ言うことはまちまちですし、それはあくまでその人の考えだと

思うことにしました。

結局他人は口は出すけど、実際面倒を見るのは私で、親が認知症であるかぎり

親は決められないので、私ができることを優先するしかないと割り切ることにしています。

だから、例えばどの施設にお願いするかを考えるときも時間とか気持ちに余裕があれば、

全部話を聞きに行き決めるということもできるのでしょうが、

とてもじゃないけどそういう余裕はありません。


今後も1ヶ月に1度はケアマネジャーと面談があり、

書類にサインしないといけないそうです。

これも正直言うと負担です。

介護保険制度はもちろんなくなっては困る制度だと思っていますが、

事務処理の面で見直しをしてほしいことがかなりあります。

介護退職が問題になっている今、もっと身内の負担を軽減していくことにも

考えを巡らしてほしいとつくづく思います。

社会保険労務士・FP 中村真里子事務所

兵庫県宝塚市在住の社会保険労務士・ファイナンシャルプランナーのサイトです。