資格を取る意味を考えよう

最近、周囲で資格取得の話題がよく出ます。


私が一番最初に取得したのは簿記の資格でした。

会社が嫌だったので、転職するのなら何か武器がいる‥

そうだ資格を取ろう。

それで思いついたのが簿記の資格でした。


当時はまだ女性の事務員はお茶くみなどは当然と思われていた時代で、

結婚すれば退職するのは当然でした。

私は仕事はずっとしていきたいと思っていたので、

経理の仕事であれば年を取ってからもできると思い

簿記検定を受けようと思ったのでした。


しかし、経理の仕事をする気もないのに「簿記でも取っておくか」、

転職するのに有利かもと思っているのであれば、

お勧めしません。

だったら何か興味のあることを勉強する方がいいというのが

私の意見です。


例えばテキストを2冊ぐらい読んで、合格率が6割から7割ぐらいある

という資格を取ってもそんなに需要があるとは思えません。

はっきりいって大半の人が取れるような資格では武器にはなりません。


確かに転職の際に何か1つでも資格があれば目立つかもしれませんが、

それだけのことです。

実際は資格云々よりも仕事を真面目にやるとか、忙しい人がいたら

手伝おうとするなど人間としてどうかということが仕事をする上では

重要なはずです。


まとめますと資格を取るのであれば

◆ 誰でも取れるような資格は避ける

◆ 興味のあることを勉強する

◆ 資格を取った後その資格をどのように活かすかを考えておく


なんでもいいから資格を取ると転職に有利は今の時代通用しないと思います。

資格より実践力、人間力、知恵の方が仕事をする上では重要だと

私は思います。

社会保険労務士・FP 中村真里子事務所

兵庫県宝塚市在住の社会保険労務士・ファイナンシャルプランナーのサイトです。