先日お知り合いの方から「投資について勉強したいので‥」というお話を
いただきました。
その方は既婚者ですが、お子さんはいらっしゃいません。
その方の周囲には、シングルの方が結構いらっしゃるようで、
この先やっぱり不安なので投資を始めてみようかなと言われる方が
多いそうです。
年金では老後生活が成り立たないと言われる今、お子さんがいらっしゃらない方や
シングルの方は「やはりお金」という気持ちが芽生えるのは当然のことだと思います。
しかし、それ以外にもシングル・おひとりさまにはいろいろ壁があります。
1つは家です。
シングルの方が一生、賃貸住宅で暮らそうと思うのは結構大変かもしれません。
家を借りるには「保証人」の問題があります。
親が生きている間は親に頼む、もしくはきょうだいなどが考えられますが、
私のようにきょうだいのいない人間は親が亡くなればどうするか?
それでなくても高齢者には家を貸したくないと言われる今、
住宅の問題は切実です。
ただ、最近はそういう相談に乗ってくれる不動産屋もあるようですし、
URなら保証人の問題は関係ありませんが、
それでも選択の幅は狭そうです。
もう1つは入院です。
入院の際の保証人。
これも切実です。
私の場合、がんのときは父が保証人でした。
入院した病院は保証人が1人でよかったので、これでよかったのですが、
知り合いの人の入院した病院は保証人が4人必要だったとか?
これも頭が痛い問題です。
シングル・おひとりさまというのは、そういう生き方を選んでそうなった人と、
たまたまそういう人生になったという人もいます。
誰でもシングル・おひとりさまになる可能性はあります。
これからますます、シングル・おひとりさまの人は増えると思うのですが、
日本の社会ってシングルやおひとりさまが生きにくい社会だとつくづく思います。
今後、何かシングルの人たちで助け合えるようなことができればいいなと、
漠然とですが考えています。
そういえば大前研一さんの本にも日本の消費の中心は「おひとりさま」とありました。
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