分けることは必要?

教育費を用意するのなら「学資保険」、

老後資金を用意するのであれば「個人年金保険」。

こう考える方も多いかと思います。


しかし「学資保険」も「個人年金保険」も昔ほどの旨味はなくなって

きました。

それは「超低金利」ということが大きな理由ということもありますが、

本来お金は使いたいときに使えることが重要だからです。


例えばすごく計画的な方がいてお子さんが生まれてすぐ「学資保険」に

加入したとします。

しかしそのお金はある期間凍結されてしまいます。

お子さんが大学に入るときになってやっとお金を使えるわけです。


もちろん、そのために貯めておいたのですから

それは正解なのですが、

でも満期までの期間に何かお金が必要になったときでも

「学資保険」は使えません。


そうであるならば何も「学資保険」にしておく必要があるのかと

いうことになります。

むしろ「投資信託の積み立て」などを行っていればいつでも

使いたいときにお金を使うことができます。


私はお金は現在、数年の間に必要になるお金、

将来いわゆる老後資金の2つに大きく分けて考えておくぐらいで

よいと思います。


現在、数年の間に必要になるお金は預貯金で、

将来に備えるのは「投資信託」や「株」などで。

お金に色はついていません。

何にでも使えるお金を準備しておくことは大事です。

それと同時に管理が簡単なことも大事です。

細々分けても私は大丈夫という方ならそれでもよいですが、

お金の管理に時間をかけたくないという方であれば

是非、この方法を試してみてほしいと思います。



社会保険労務士・FP 中村真里子事務所

兵庫県宝塚市在住の社会保険労務士・ファイナンシャルプランナーのサイトです。