お金の管理は自分で

2022年の4月から高校で投資教育が始まります。

考えてみれば自分がお金のことを学んだのって

雑誌や本が最初でした。

20代の前半のことです。


その後、30代でFPの勉強をしようと思い立ち

初めてきちんとお金のことを勉強しました。


私の両親はお金の知識や教養がありませんでした。

母からは「無駄遣いするな、貯金をしろ」といつも言われていました。

しかし、母は全然家計の管理もできないし、

もちろん投資のことなど何もわかりません。

うちの両親はクレジットカードを作ったこともありません。


ところで最近気になるのは社会人になってからも

親にお金を管理してもらっている人の話を聞くことです。

芸能人でもそういう話を聞きます。

芸能人の場合、入ってくるお金が桁違いということもあるのでしょうが、

一般の人が社会に出ても親にお金を管理してもらうというのは

私的には疑問に思います。


多分、子どもに任せておくと無駄遣いをするからという親心なのでしょうが、

いつまでも親がお金を管理するわけにはいきません。

むしろ、無駄遣いする子どもだとわかっているのであれば、

アドバイスをするぐらいにとどめておいて子どもにお金を管理させておくことです。


子どもの側からしても親が管理しているから安心だと思い、

お金のことを真剣に考えないのではないでしょうか。

以前、相談に来られたお客様で両親からは投資なんてしなくていいと

言われていますとおっしゃった方がいました。

ご両親の時代であれば投資などしなくても預貯金で5%や6%の利息が

つきました。

ただ、お金の常識は時代と共に変わります。


大人であれば行動に責任を持つのと同時にお金の管理が自分で

できるようになるのは大事なことだと思います。

親も子どももそのあたりを考えてほしいなと思っています。


社会保険労務士・FP 中村真里子事務所

兵庫県宝塚市在住の社会保険労務士・ファイナンシャルプランナーのサイトです。