必要な時に使えないお金

皆さんがお金を貯める、もしくは投資する際に重要視することは

なんでしょうか?

多分、利率が一番になると思います。


しかし、預貯金の場合、ご存知の通り現在は超低金利です。

シビアな言い方になりますが元本が少額の場合、あまり利率を

気にしても仕方ありません。


もちろん、メガバンクの定期預金よりネット銀行の定期預金の利率の方が

多少でもよいのだからそこに預けるという選択は悪くありません。

問題はあまり商品の内容はよくわからないけど利率が良いので

買ってしまったという場合です。


お金は必要な時に使えないと意味がありません。

保険を貯蓄代わりにするのをお勧めしないのはこの要素が大きいです。

何十年と経たない限り、元本割れが続くからです。

契約者貸付という制度もありますが、これには当然利息がつきます。

自分のお金なのに何十年も先の満期のために利息を払ってまで

保険を崩さないというのはどうでしょうか。


銀行預金に「仕組預金」という商品があります。

定期預金よりも金利が高く設定されていますが、

この「仕組預金」満期日が延長されたり

反対に短縮される可能性があります。

満期日は銀行が決めます。

途中解約すると元本割れもあり得ます。

このような商品を勧められて買ってしまったとしたらどうでしょうか。


少しの金利のために必要な時に使えないお金を持っていても

仕方ありません。

金利だけではなくこのあたりも気を付けていただきたいと思います。



社会保険労務士・FP 中村真里子事務所

兵庫県宝塚市在住の社会保険労務士・ファイナンシャルプランナーのサイトです。