良い損切り、悪い損切り

株式投資の本には必ず損切りはするべしということが

書いてあります。

人間は頭ではわかっていても、それができるかというのは別問題です。

理想は株を購入するときに「いくら以下になったら売る」ということを

決めておくことです。

と、エラソーに書いていますが、私はなかなかできません。


しかし、違った角度から考えると、少し下がったらあわててしまって、

すぐ売るということを繰り返していれば、

売買手数料だけがかさみ、証券会社を儲けさせるだけにもなりかねません。


下がってしまった場合、何故、下がったのかという原因を考えてみます。

例えば、何か市場が暴落するような出来事が起こり、

市場全体が下がったのであれば少し様子を見ることです。

こういうときに焦ってすぐに売ってしまうのは悪い損切りです。


反対にその企業自身が不祥事を起こした場合は損切りすることも必要かも

しれません。

ただ、この判断はわりと難しいです。

不祥事が起こってもその後、復活してV字回復を果たした企業も多くあります。

むしろ、こんなときほど「ナンピン買い」をするという考え方もありますが、

東芝などを見ているとそれもやっぱり厳しいのかなという気もします。


やはり、購入する前にしっかり業績などを確認しておくこと。

下がったときは原因をしっかり確かめること。

そこで損切りするのかどうかを判断するのがよいと思います。


※ 記事は個人的なことを書いておりますので、

  読み物程度に読んでいただければ幸いです。

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社会保険労務士・FP 中村真里子事務所

兵庫県宝塚市在住の社会保険労務士・ファイナンシャルプランナーのサイトです。