お金を遊ばせない

株式投資をする際には会社四季報などを見ます。

「自己資本比率」という項目がありますが、

ざっくりいうと「自己資本比率」が高いということは

負債が少ないイコール借金が少ないということになります。

無借金経営の会社と聞くとすごくいい会社のように思いますね。


無借金経営の会社は優秀ですが、

問題もあります。

借金を一切しないで、現金を多く抱え込んでいる企業は

あまり評価されないのです。

それは、株主にすると、現金を抱え込んでいるのなら、

株主の配当を増やすとか、もっと設備投資をするとか、

お金を有効に使えということになるからです。


家計に置き換えて考えてみると、

借金は論外ですが(住宅ローンは例外?)、

低金利の預金にだけお金を貯めていると、

お金を遊ばせてしまっていると考えることもできます。

特に低金利の時代にはお金が増えないということになるので

もったいない気もします。


もちろん、家計のバランスや流動性などを考えることが必要です。

近いうちに使い道が決まっているお金と、

当分使わないお金を、きちんと分けることができれば

不必要にお金を遊ばせないで済むことになります。



社会保険労務士・FP 中村真里子事務所

兵庫県宝塚市在住の社会保険労務士・ファイナンシャルプランナーのサイトです。