分散投資の考え方③

個別株の購入を考えた場合、普通は日本株ということになります。

外国株に投資するのは、口座を新たに開設したり、為替の問題、情報を取るのも

なかなか難しいという問題があります。

投資にはいろいろなリスクがありますが、外国に投資するとなると、

その国の政治リスクなどにも注意する必要が出てきます。

こういうときこそ、投資信託を使うことを考えましょう。

日本の個別株プラス投資信託で海外に投資することを考えます。

投資信託であれば、プロの運用もしくは指数で運用されているので、

自分で一から外国の株式を個別で選別するよりはラクだと言えます。

投資信託だけ、個別株だけというのではなく、

どちらも使って分散投資を考えると選択の幅が広がります。

例えば、個別株では比較的有名な大企業に投資し、

普段個人的にはなじみのない中小型株やこれから成長しそうな会社に投資している

投資信託を探して買ってみるという方法もあります。

個別株で日本の代表的な企業の株式を何社か持っているのなら、

日経平均株価やTOPIXに連動した投資信託を買うと、分散の意味がなくなることにも

注意しましょう。

反対に個別株で成長株に投資したいと考えるのなら、日経平均株価やTOPIXに

連動した投資信託を買って分散を図るというやり方もあります。

余談ですが、勤めている企業の持ち株会に、あまりにも多額の金額を積み立てるのも

気をつけた方がよいと思います。

もしも企業が倒産した場合、職と株の両方を失うことになってしまうからです。


社会保険労務士・FP 中村真里子事務所

兵庫県宝塚市在住の社会保険労務士・ファイナンシャルプランナーのサイトです。