短期投資が損なワケ

「長期投資」と「短期投資」といっても、

別に「長期投資」は何年以上、「短期投資」は何年までと

決まっているわけではありません。

ここでは「短期投資」はせいぜい数ヶ月ということにして

おきましょう。


株式投資の場合、売買するのには手数料がかかります。

投資信託も買う際には販売手数料がかかりますが、

最近はノーロードといって販売手数料がかからないものも

あります。

まず、何度も短期間で売り買いを繰り返すと、

株式投資の場合は手数料がかさみます。

投資信託の場合、ノーロードの商品であっても、

売るときに信託財産留保額というものを払わなければ

ならない商品もあります。


次に税金の問題です。

株式も投資信託も原則、利益には20.315%が課税されます。

売り買いを繰り返していると手数料プラス、税金を払うと

いうことになります。

だったらNISAを使えばいいじゃないかと思われる方も

いらっしゃると思います。

そうです。NISAなら利益が出ていても税金はかかりません。


しかし、NISAには年120万円という枠があります。

つまり1年の間に何度も売り買いしたいと思っていても、

投資できる金額は最大120万円です。

年の途中で売ってもその金額の枠が復活するわけでは

ありません。

短期間で売買するのは結局は証券会社を儲けさすだけかも

しれませんね。

社会保険労務士・FP 中村真里子事務所

兵庫県宝塚市在住の社会保険労務士・ファイナンシャルプランナーのサイトです。