老後資金にはいくら貯金があれば安心できますかということを
聞かれますが、この問いに答えはないと私は思っています。
極端なことを言えば何十億円あれば一応は安心でしょうか。
何十億円は現実的ではありませんが、
1億円あっても人間には欲深さとか不安感がありますので
ああ、これで一生安心と考えられる人はそんなに多くないのではと思います。
不安の根っこにあるのは老後が想像できないことでしょう。
公的年金は貰えそうだけどいくら貰えるのかわからない。
仕事はいつまで続けられるのだろう。
貯金はいくらぐらい貯まっているだろう‥などなど
わからない予想ができないことだらけです。
特にこれが20代や30代の人であれば尚更です。
私事ですが、30代のときにふと私の人生は今後こうなるのだろうなと
予想したことが今、全く正反対の人生になっています。
老後、いくら貯金があれば安心だけではなく、
いくらぐらいなら貯められそうか、年金と貯金でこれぐらいならなんとかなる、
プラス少し仕事をしようなどと考えてみることの方がまだ現実的です。
貯金だけでは安心感は買えません。もちろんないよりはあった方がよいですが。
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