運用の出口が気になります

投資信託には償還日があるものがあります。

これは初めから「償還日」が決まっていて、

例えば2020年10月と決まっていればそこでその投資信託の運用は

終了となります。

もしも、このとき経済状況が良ければ、利益を手にできますが、

反対に経済状況が悪いときに当たってしまえば、

損失を出し換金されてしまうことになります。

こういうことから投資信託は「償還日」があるものではなく、

いつでも自分が換金したいときに換金できる投資信託を購入した方が

よいのです。

さて「確定拠出年金」は60歳になるまで掛金を拠出して、60歳から

受け取るのが原則です(加入期間によっては60歳から受け取れない場合も

あります)。

では、投資信託で運用していて、自分が60歳になったときに、

たまたま経済状況の悪いとき、例えば過去のリーマンショックのようなときに

当たってしまったらどうすればよいのでしょうか?

この場合は70歳までそのまま運用することが可能です。

但し、60歳以降は掛金を出すことはできません。

たまたま、運悪く60歳のときに損失が出てしまっていれば、

そのまま様子を見て、経済状況がよくなったときに受け取ることにしましょう。

ただ、60歳から受け取ることを想定していた場合は困りますね。

こんな場合も考えて最低1年に1回は運用の中身をチェックしていくことも

重要となります。




社会保険労務士・FP 中村真里子事務所

兵庫県宝塚市在住の社会保険労務士・ファイナンシャルプランナーのサイトです。