個人的な話ですが‥

給付型奨学金の創設の話が出てきています。

これは貸与型の奨学金が社会問題になっていることが

関係しています。

給付型の奨学金の条件は成績が評価4以上になるとか?

でも、学校によって同じ4と言ってもレベルが違うなど問題があると

思いますし、成績が良くなくても大学に行きたいと思っている学生には

チャンスを与えてもいいのではと思ってしまいます。

これは私自身が大学に行きたいと強く思っていたのに、行けなかった

(結局、短大に行きました)ことが関係しています。

短大に行っても、学費を出さないといけなかったので、

アルバイトに追われていて、学生生活を楽しんだという記憶がほとんど

ありません。

正直勉強もほとんどしませんでした。

ほんとに自分がやりたかった勉強ではなかったという気持ちでした。

大学に行くかどうかというのは「学費」の問題もありますが、

例えば「あなたは成績が悪いから大学に行かなくてよい」という決めつけは

どうかと思います。

最初の給付型の奨学金もそうですが、成績は良くなくても意欲は買ってほしい

と個人的に思うのです。

私個人の話ですが、私の母は女の子は大学に行かなくてもよいという考えでした。

もちろん、学費を出せないということもありましたが。

あれから何十年も経ちますが、私の中ではまだ欝々としたものがあります。

勝手に私の人生を決めてほしくなかった、やっぱり大学に行ってみたかった

という気持ちです。

今、お子さんをお持ちの方には「お金がないから大学に行くな」とか「大学に行くべき」

とか「大学になど行くな」とかそんなことは言ってほしくないのです。

子どもの人生は子どものもの。

あれから決定的に母との関係が良くなくなったと思っている私は、

未だにこんなことを考えています。

そして何十年も経っているのに、お金のことで教育の機会の格差が益々広がって

いることに胸が痛いのです。

社会保険労務士・FP 中村真里子事務所

兵庫県宝塚市在住の社会保険労務士・ファイナンシャルプランナーのサイトです。