家計簿はほんの入口

家計簿なんかつけても仕方ないと思われている方も多いかと思います。

家計簿をつけてもなんの効果もないという意見もあります。

家計簿推奨派FPの私としては、少し悲しいのですが、

しかし、これはある意味真実でもあります。

家計簿をつけているだけでは、お金は増えません。

あくまで家計簿は「支出を見るため」にあります。

家計簿では「どんなムダがあるか」「何にお金を使っているか」

「家計はどういう流れになっているのか」ということがわかります。

家計簿で支出を確認し、ムダを省き、きちんと貯金ができるようになる。

そしてお金が増える‥これが理想です。

但し、理想は理想です。

一昔前なら、これで銀行にお金を預けておけば、お金が増えました。

「72の法則」というのをご存知の方もいらっしゃると思いますが、

これは金利でお金を倍にするのに何年かかるのかというのがわかる法則です。

何十年も前には8%ぐらいの金利の元本保証商品もありました。

この商品なら72÷8=9。

9年で今あるお金が倍になりました。

今の銀行預金の金利で計算してみて下さいね。

まあ、普通の人なら生きていません(笑)。

このように、現在はお金を増やすということを考えれば、投資を考えずには

ムリということがおわかりいただけると思います。


社会保険労務士・FP 中村真里子事務所

兵庫県宝塚市在住の社会保険労務士・ファイナンシャルプランナーのサイトです。