メリットとデメリットをよく考えて

先日「短時間労働者の健康保険と厚生年金」について書きました。

要件に該当すれば健康保険料と厚生年金保険料が徴収されます。

こうなると、給与の手取りが減ります。

だったら、会社員の妻の方の中にはもっと休みを増やして、要件に該当しないように

働きたいと考える方もいらっしゃいます。

これは一概にどちらがよいとは言えません。

家計全体で見ることが必要で、夫の年収によっても違ってきます。

ポイントを簡単に説明すると、

■ 世帯全体の手取りがどうなるか考えること(要件に該当するように時間を

   調整して働くと想像以上に手取りが減る場合もある)。

■ 手取りは減るが、健康保険からは「傷病手当金」が厚生年金では年金を増やす

   ことができる。

1つ気をつけたいのは「通勤手当」も保険料に関係してきますので、

「通勤手当」によっては、同じ賃金の方同士でも保険料が違ってきます。


今後は「配偶者控除」の見直しなどもニュースでは報じられていますし、

どんどん女性に働いてもらいたいという国の政策などを考えると、年金の

第3号被保険者なども、今後どうなっていくのかというのもわかりません。

これらにプラス、ご自身が今後どういう働き方をしていきたいのかというのを

考えてみられることも大事です。

仕事をしていきたいと考えているのなら、お金のことだけではなく、やりがいも

1つの基準になりますね。




社会保険労務士・FP 中村真里子事務所

兵庫県宝塚市在住の社会保険労務士・ファイナンシャルプランナーのサイトです。