利益に対して高いか安いか

株式投資では自分が株を購入する金額がその企業の価値に対して高いか安いかを

見極めることが大切です。

その指標の1つとして「PER」と呼ばれるものがあります。

株式投資についての本などを読むと、まず一番に出てくるのがこの「PER」です。

これは株価収益率と訳されます。

式で書くとこんな感じ。

株価 ÷ 1株利益

私たちは何も学者になるとか、株式投資の研究家になるわけではありませんので、

式を覚える必要はありませんが、どういう意味なのかわかることが重要です。

数字を使ってみます。

1株利益がA社は50円、B社は100円だとします。

今、A社もB社も株価は1000円です。

では、A社とB社どちらの株の方が安いと思いますか?

式に数字を当てはめるとA社は20、B社は10となります。

つまりA社の今の株価は利益に対して、20倍の値段をつけていることになります。

一方、B社は10倍の値段です。

こういう風に見ると、今、買うならB社の株の方が安いという判断になります。

もしも、今、A社が500円、B社が1000円の株価だとすると、

どちらも10倍ということになり、どちらが割安ということはなくなります。

気をつけたいのはこういう比較をする場合は同じ業種で比べてみることです。

トヨタ自動車としまむらを比べても意味はありません。




社会保険労務士・FP 中村真里子事務所

兵庫県宝塚市在住の社会保険労務士・ファイナンシャルプランナーのサイトです。