業績が悪くなると打撃を受けるのは株主優待

株式投資には値上がり益以外に「配当」と「株主優待」というお楽しみがあります。

「配当」も「株主優待」も必ず貰えるというものではありませんが、

業績が良ければ心配ありません。


しかし、業績が悪くなれば貰えなくなります。

特に「株主優待」はその傾向が強そうです。

それは何故か?


「配当」は最終的な利益から支払われます。

つまり確定した利益を分配するイメージです。


一方「株主優待」は「交際費」や「広告宣伝費」などの科目の

経費として計上されます。

簡単に言いますともしも「株主優待」に1億円かかっていたとしたら

1億円が経費になるかならないかということです。

業績が悪いときなら当然経費は1円でも削りたいので

では「株主優待」はやめにしましょうとなります。


もう1つ「配当」は株主総会で決まるのですが、

「株主優待」は株主総会は関係ありません。

株主の意向を聞かなくてもよいので廃止や改悪しやすいと

いうことは言えると思います。

株主優待は貰えるとラッキーぐらいに思っておいた方が

精神衛生上よいかもしれませんね。


社会保険労務士・FP 中村真里子事務所

兵庫県宝塚市在住の社会保険労務士・ファイナンシャルプランナーのサイトです。