がんを告知されてから10年が経ちました。
最初はがんの確率は3割程度といわれて自分でも絶対に
がんではないという根拠のない自信もあったのですが、
結果は進行性のがん。
すぐに大きな病院に行き、転移していないかの検査を受けました。
転移はなかったのですが、まずは抗がん剤治療を6ヶ月やって
それから手術と告げられ、では来週から始めましょうとなり
家に帰ったのですが、段々とこれでいいのかな‥と思い出しました。
はっきりいうとここの医師に信頼感が持てませんでした。
と、いうことでこの病院で治療をすることは断りました。
その後1ヶ月どうすればいいのだろうかと悩みました。
別に病院や治療法の当てがあったわけでもなく
悶々としてかなり落ち込んでいました。
そんなとき周囲の人たちに助けられたことはとても大きかったです。
もしもあれがなければ私自身心が折れていただろうと思います。
9月になって飛び込みで行った病院の医師を信じて治療をしてみようと
前を向くことができました。
そして10年。
生きていることはありがたいことです。
しかし、今年のコロナの蔓延、そして最近の安楽死の事件。
命については考えさせられることが多いです。
生きていて幸せ、ありがたいという社会をみんなで作っていくことが
これから益々求められていくのではないでしょうか。
そのためには自分に何ができるのか考えていきたいと思っています。
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