東洋経済の6/4号は「がんとお金」の特集です。
いろんな角度からがんについて触れられています。
私もそうでしたが、これだけがんの話題が多くなっていても、
がんはどこか他人事という方が多いのではないでしょうか?
私自身自分が罹患するまでは「がんは不治の病」「抗がん剤の副作用はきつい」
などのイメージがありました。
しかし、がんとひと言で言っても、早期もあれば、末期もありますし、
個人差が多いと感じます。
そういう意味では、生存率やがんの治療にかかるお金などはあくまで平均値である
ということを踏まえて見られるのがよいと思います。
がんでないときに、考えておいてほしいことは
■ 健康保険にどんな制度があるのか、そしてその制度でどの程度賄えるのかを
知っておくこと。
■ がん保険に加入するのかどうか?医療保険はどうか?
一方、がんにかかってしまったら、
■ どの程度まで治療をするのか?
■ 仕事を辞めずに続けられる方法を探る。
■ 家計のことを家族と話し合う。
■ 信頼できる人に相談をする。
などが考えられます。
告知されたときはショックで悲観的になるのは仕方ありません。
しかし、冷静になることは重要です。
悲観的になって、すぐに仕事を辞めてしまうということはくれぐれも注意してほしいと
思います。
信頼できる人に相談するというのは、私自身、がんになった当初信頼できる人に話を聞いて
もらってかなりホッとした部分もありました。
ただ、気をつけたいことは、話をした人の中には興味本位でアドバイスをする人もいて、
それにはすごく傷ついた思いをしました。
無理に隠す必要はないですが、話をするにも人を選ばないとというのは教訓になりました。
私はがんを告知されてからもうすぐ6年になりますが、まだ完治したわけでもなく、
2ヶ月に1度の通院は続いていますし、来月もCT検査が入っています。
私の治療費は200万円を超えました。
やはり治療費の平均値はあまりあてにならないとも考えています。
今回の特集を読みながら、改めてがんでお金に不安な方の力になれればと思いました。
自分の経験もお伝えできると思っています。
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